薄毛は男性が悩むイメージをもつ方が多いですが、実は同じくらい女性でも薄毛に悩む方が多く来院されます。


最近女性の薄毛では全体的に髪が薄くなっていく傾向にありますが特に前髪、生え際が薄くて悩まれる方がかなり増えています。


鏡を見た時に一番目につく箇所なので前髪や生え際が薄いととても気になりますよね。
今回はそんな前髪ハゲや生え際の薄毛になってしまったらどうすれば良いか、他に特徴や原因と対策についてお話していきたいと思います。

 

女性の前髪ハゲ・生え際の薄毛が進行する5つの原因があります

前述した通り、女性の生え際が薄くなってしまうのは5つが原因として考えられます。

それぞれの項目について当てはまるか確認してみてください。

①牽引性脱毛症
②ホルモンバランスの乱れ
③ストレス
④頭皮環境の悪化
⑤生活習慣の乱れ
 

女性の前髪・生え際の薄毛の原因その①:牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、長い期間髪の毛を強く引っ張ることで起こる女性特有の脱毛症です。
幼い子が特になりやすいと聞きますが、サロンやエステで働く女性は仕事で夜会巻きをする機会が多く美容関連の業務をしている人に多い傾向があります。

自分ももしかしたら…と不安になったら下記項目をチェックしてみてください。

・長い期間同じ髪型、同じ分け目で強く固定している(短期間ではなりません)
・毎日、髪の毛強く引っ張ってセットをしている

女性の前髪・生え際の薄毛の原因その②:ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンとは卵巣で作られるホルモンでプロゲステロンとエストロゲンの2種類があり、その2種類のホルモンが作用し女性らしいカラダつきになっています。
また女性らしさだけじゃなく、髪の毛にも下記のような効果があるとされています。

・髪の毛の成長を促してくれる
・抜け毛を予防してくれる

しかし、ごくわずかな量で作用するため、少しバランスが乱れると様々な不調を起こすときがあります。

継続的にに強いストレスを感じたり、出産の時、他にも加齢により女性ホルモンのバランスが乱れ生え際などが薄くなってしまう原因と繋がるのです。


女性の前髪・生え際の薄毛の原因その③:ストレス

今の世の中は、どこでもストレス社会と言われます。
実はプライベートや仕事などで感じているストレスが、体調の変化だけでなく薄毛の原因になっています。

さらにストレスは次のようなことを引き起こし、女性の薄毛の原因になると言われています。

・ホルモンバランスの乱れ
・血行不良
・栄養分の消費

適度なストレスは活動を促す上に役に立つ場合もありますが、継続的なストレスや強いストレスは心身だけじゃなく、髪の毛にとって強い影響を与えてしまうのです。

女性の前髪・生え際の薄毛の原因その④:頭皮環境の悪化

普段から女性は、ヘアカラーやパーマ・縮毛矯正を行ったり、スプレーやアイロンなど何かとケアをすることが多いと言えます。
しかし過剰なヘアケアなどは頭皮環境を悪化させてしまう原因にもなるので注意が必要です。

頭皮環境が悪化すると、頭皮がもつバリア機能が壊れて、頭皮の炎症などへと繋がります。
結果的に、頭皮の痒みや赤みを引き起こし、悪い場合は頭皮湿疹などによる抜け毛になる可能性もあります。

女性の前髪・生え際の薄毛の原因その⑤:生活習慣の乱れ

最近では、女性のお客様の薄毛の原因を調べていると多いのが、生活習慣の乱れによって抜け毛が増加して段々と地肌が透けて見えてくる薄毛です。

具体的にチェックしてほしい生活習慣は次の通りです。

・睡眠時間
・運動不足
・食生活の乱れ
・過度なストレス

上記はどれも、髪の毛と密接な関わりがあるとされています。睡眠中というのは、体や髪の毛の修復・成長する時間です。
睡眠不足は、その分髪の毛の修復に当てる時間が不足してしまうのです。

健康な髪は、「栄養分」+「血流」で成り立っています。
なので、運動不足が続いてしまうことで体の末端である毛根部分まで血液を届けることが出来なくなってしまいますし、食事が偏っていると髪の合成に必要な栄養分が不足してしまいます。

【女性の前髪ハゲ・生え際の薄毛への対策】

女性の生え際や前髪が薄くなる原因を5つ紹介しましたがいかがだったでしょうか?
次に、それぞれの原因に合わせた対策をご紹介していきます。

 

対策①:ヘアスタイルを変えて髪の毛を休ませる(牽引性による抜け毛の場合)

夜会巻やポニーテールなどで強く引っ張る傾向が多い方は、定期的にヘアスタイルを変えたりして外部からの刺激や負担を
軽減する必要があります。

実は、それだけでも薄毛が改善してしまうケースがあります。
本来人の体は修復機能が備わっているため、原因さえ取り除ければ改善傾向があります。

対策②:女性ホルモンを食事などで補う+整える

女性ホルモンバランスを整えるには体の中から対策していきます。
女性ホルモンを補うには、大豆に含まれるイソフラボンが効果的だと考えられています。

このイソフラボンが腸内にて「エクオール」という女性ホルモンに似た構造の物質に変化することで減少した女性ホルモンを補うことができると考えられています。

ただし、このエクオールには注意が必要です。

女性ホルモンの減少により薄毛になってしまった場合は、このように食事から女性ホルモンを補う方法が効果的ですが、一方、20代や30代などホルモンバランスの乱れが原因の場合は「ホルモンバランスを整えること」を行う必要があります。

女性ホルモンは脳の視床下部からの命令によって、子宮からホルモンを分泌しています。

ただし、この視床下部が「過度なダイエットや強いストレス」などの影響を受けやすく、
それが原因でバランスが乱れる可能性があります。

前髪はげの原因であるストレスによるホルモンバランスの乱れ
そうすると、女性ホルモンの分泌が上手くできず、若い20~30代の女性でもホルモンバランスが乱れてしまい薄毛や抜け毛の原因となります。
そのため、ストレスを軽減することがとても大切です。

ストレスを軽減するには、自分でできることから少しずつ対策をすることが良いです。
とはいえ、ホルモンバランスが乱れて酷い薄毛になってしまった場合は、中々自分一人では対応できません。
その際は専門家にすぐに相談することをおすすめします。

対策③:育毛剤・発毛剤の使用

生活習慣を整えるだけではなく、頭皮環境を守るための対策をする必要もあります。

ですが頭皮環境が悪いからと育毛剤が入っていかず無駄になる場合があります。

また合ってないシャンプーを使っているなど
育毛剤以外にも見直す部分があります。

本当に薄くなってしまった場合、最も効果があるものは外用薬に分類されるミノキシジルが1〜2%配合された発毛剤が有効とされています。この製品は医学的に認められた製品となります。

とはいえ第1種医薬品となるため、どうしても改善されない場合の手段として使用する事をします。理由としては、お薬となるため、副作用が生じる可能性があるためです。

具体的な効果と副作用については下記の通りです。

【発毛剤の効果について】

壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防

【発毛剤の副作用について】

 

関係部位 症状

皮膚 頭皮の発疹・発赤*、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系 頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器 胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系 原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ

*:頭皮以外にあらわれることもあります。

ただし、起きる確率はかなり稀です。
なかなか治らない薄毛の悩みは専門家に相談して効果がある対策をされた方が良いです。

最後に

ここまで、前髪ハゲなど前髪が薄くなってしまう原因や対策を紹介してきましたが、一番はしっかりとした薄毛の専門家に相談して自分に合う効果的な薄毛治療を行うことが理想です。


当店ではお客様一人一人の根本的な原因を見つけ出し、施術、生活習慣、ホームケア等全てご指導させて頂きます。
だからこそ結果に繋がります。
今回紹介した原因が一つだけ当てはまる人もいれば、複数当てはまっている人もいます。大体複数当てはまっている方が多いです。
そのため自分ではこれが原因と考えていても実際は異なることがあります。

その場合、せっかくご自身で色々気をつけているにも関わらずいまいち結果が出ない事態になりかねません。
まずは、自分がなぜ前髪が薄くなってしまったか明確な原因を明らかにしましょう。
そうすることで、きっと今の悩みの解決にも繋がります。

まずはお試し体験にて薄毛になった原因や主な対策について調べさせて頂きます。
薄毛に悩まれてるのであれば是非お気軽にご相談くださいね。