手軽にできる育毛の方法として育毛剤が挙げられます。現在ではさまざまな育毛剤があり、どの育毛剤を使っていいのかわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、育毛剤の使い方や選び方、注意点などを説明していきます。また、育毛剤を使っただけでは育毛をできないことを理解するようにしましょう。

育毛剤を選ぶ前にするべきこと

育毛剤を選ぶ前に次のことをしておくことが重要です。

髪の毛や頭皮の状況を把握する
自分にあった育毛剤を選ぶ

髪の毛や頭皮の状況を把握する

育毛を進めるためには、育毛剤を使う前にまずは髪の毛や頭皮など自分の状態を把握することが大切です。

頭皮トラブルになりやすい要因として、皮脂や汗が挙げられます。皮脂や汗は皮膚の表皮ブドウ球菌、アクネ菌などの常在菌に分解されることによって脂肪酸などになります。脂肪酸ができると皮膚の表面は弱酸性となり、バリアができることから病原菌の繁殖を抑える機能があります。

しかし、オレイン酸のように生成物の中には皮膚に悪影響がある物質や、頭皮のにおいなどにつながる物質もあります。このような物質が多くなれば育毛にも悪影響がでます。頭皮は普段髪の毛におおわれており、赤くなったりしてもトラブルに気が付きにくいのが特徴です。

育毛剤によってはこのような肌トラブルを刺激してしまうものがあります。そのため、頭皮トラブルを感じる場合は、まず皮膚科に相談することをおすすめします。

自分にあった育毛剤を選ぶ

例えば、脂っぽい人は対応している育毛剤を選んだり、乾燥肌の人は育毛剤を選ぶ時に保湿効果の高いものを選んだりとそれぞれの症状に適した方法を見つけましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことも大切です。睡眠不足や不規則な食生活は頭皮環境を悪化させますし、ストレスを溜め込みすぎると抜け毛が増えてしまう原因にもなります。頭皮を清潔にすることも大切です。

髪の毛が抜け落ちる原因の一つにフケや垢などの汚れがあります。フケは頭皮のターンオーバーによって古い角質が剥がれ落ちたものですから、毎日洗うことできれいにしましょう。

食生活が乱れている方はバランスの良い食事と睡眠を心掛けることで薄毛対策にもなりますし、ストレスを抱えやすい方もストレスが解消できる方法を探してください。

シャンプー選びにも注意

また、シャンプー選びにも気を付けなければいけません。育毛剤には髪を育てる成分が含まれているものが多いため、できればノンシリコンのものを選びたいところですが、市販されている安いものは石油系界面活性剤が使われているものが多く、頭皮へのダメージが大きいといえます。そのため、まずは自分の使っているシャンプーにどんな成分が入っているのかを確認してみてください。

そして、シャンプーは毎日使うものですから、なるべく自分の肌に合うものを選ぶようにしましょう。

合わないものをずっと使い続けると、かえって薄毛の原因になることもあります。

育毛剤を使う上での注意点

育毛剤は医薬部外品又は化粧品です。育毛剤は薄毛進行を予防したり現状維持に使ったりできる医薬部外品として厚生労働省に認められています。しかし、あくまで育毛をできるわけではなく現状維持や薄毛の予防であることが目的だと認識するべきです。さらに、使い方によっては逆効果となって頭皮や髪の毛を痛めてしまうこともあるので注意をしましょう。

正しい使い方をする

育毛剤を効果的に使うためには正しい使い方を知ることも重要です。誤った使用方法では効果が出ないだけでなく、逆に悪化させてしまう可能性もあります。まず、使用する前に頭皮の汚れや古い角質などを落としておきましょう。これはシャンプーで洗髪することで簡単に落とせます。その後に、育毛剤を手に取って地肌に直接塗布してください。

このとき爪を立てないように気をつけましょう。塗布する際には、指の腹を使って満遍なくつけることが大切です。また、マッサージを行う際には強く力を入れず優しく行うようにしてください。そして1日2回の使用が推奨されている製品が多いようですが、毎日使用しなくてもかまいません。

育毛剤は放置しすぎない

育毛剤を使用する際には必ず頭皮につけてから5分以上放置しないようにして下さい。これも血行不良の原因になる可能性があるためです。さらに育毛剤をつけたまま寝ることもおすすめできません。

育毛剤に含まれる成分の中には睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きを阻害するものがあるのです。

その結果、育毛効果が得られなくなってしまうかもしれません。育毛剤をつける際には必ずシャワーを浴びた後に行うことをお勧めします。頭皮についた脂などの汚れを落とした状態で塗布するとより効果的です。

育毛剤を使う上でのポイント

育毛剤を使う上で次のポイントが挙げられます。

正しいタイミングで使う
目的を理解する

正しいタイミングで使う

育毛剤は必ずシャンプーのあとに使うことが重要です。頭皮や髪の毛が清潔でない状態で育毛剤を使っても効果がでにくいのです。さらに、副作用をおこしてしまい頭皮の環境が悪くなってしまうことがあります。

育毛をするためには、頭皮や髪の毛が清潔であることが前提です。

目的を理解する

育毛剤は、厚生労働省において、AGAなどの薄毛を予防したり現状維持に効果があると認めています。

しかし、決して育毛ができるわけではありません。また、育毛剤は医薬品ではなく医薬部外品または化粧品の定義となっています。AGAなど薄毛の治療効果があるのは医薬品である発毛剤です。

このため、育毛剤をいくら使っても髪の毛が生えてくるわけではありません。髪の毛を育毛するための環境作りに効果があると考えるとよいでしょう。

まとめ

厚生労働省において育毛剤はAGAなどの薄毛の予防に活用できると認められています。
そのため、薄毛の改善には使えないのでまず用途を間違えないことが重要です。

さらに、育毛剤はシャンプーをして髪の毛や頭皮を清潔にした状態でないと効果がないと考えてください。

育毛剤は使い方を間違えると逆効果となる可能性があります。

また育毛剤を使用しても効果が出ない方で薄毛、育毛を何とかしたいという方はスーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店までご相談ください。