冬に抜け毛や育毛が心配になる! 寒い時の薄毛や原因と 対策について解説します。
最終更新日:2023.01.10
冬の季節になると入浴中に排水溝などに何時もより抜け毛が増えたり育毛が心配になるなんて経験はありませんか?
また、毎年冬の季節になると抜け毛や育毛などで不安になる人も少なくありません。
今回は、季節の変化と薄毛や育毛の関係について解説していきます。
寒い季節に急に抜け毛が増えたあり、育毛が心配な方は是非ご閲覧ください。
1日に抜ける抜け毛の本数を知る
冬に抜け毛が増えることがありますが、まずは1日の抜け毛の本数から理解した方が良いでしょう。
髪の毛は、平均4~6年で成長していき抜ける「ヘアサイクル(毛周期)をもち、「生える→成長→抜ける」ということを繰り返ることになります。
日本人の髪の本数は平均10万本とされていて、10万本のヘアサイクルが動くことを考慮すると1日に約50~100本ほどの抜け毛が通常の範囲内となります。
入浴中にシャワーを浴びる時に、今までは約10本程度の抜け毛が30本ほどに増えるようであれば注意する必要があるといえます。
冬の季節に抜け毛や育毛がダメになる原因
季節の変化によって抜け毛や育毛が妨げられる原因を確認していきましょう。
抜け毛や育毛が妨げられる理由①気温低下による体の冷え
冬の寒い季節には、足のつま先や手の先などから体温が下がり、血流が悪くなってしまいます。当然、頭皮も最も手や足と同等の末端である、表面体温が下がり、血流が悪くなってしまいます。
気温が低いと、頭皮などの末端組織の血流が悪くなる理由として「体温調整」のためです。
人間の身体には、体温を一定に保つ調整機能が備わっています。
低温の状態では、体内の熱を体外へ逃がさないように血管が縮小することになります。
結果的に、頭皮の下に流れる細い毛細血管から酸素や栄養を摂り成長するため、血流が悪くなると十分に栄養が行き渡らなくなるため、髪が細く抜けやすくなったり育毛がダメになったりします。
抜け毛や育毛が妨げられる理由②頭皮の乾燥
冬は1年の中で空気がもっとも乾燥しやすい時期となります。
乾燥から皮膚を守るため、皮膚の表面では、皮脂と汗が混じりあって皮脂膜を作り、天然のクリーム的な役割となり皮膚をおおっています。
ところが、冬には寒気が肌の血行や新陳代謝を悪くするため、皮脂や汗が出にくくなり、冷たく乾燥した風などが水分を奪うため、肌の水分が不足することになります。
頭皮は皮脂の中でも自覚しにくいですが、肌の乾燥がある人は頭皮も同じ乾燥しがちになります。頭皮の乾燥した状態が続くことで「抜け毛や育毛の妨げ」になり「フケ・かゆみがでる」「肌が突っ張る感じがある」などが引き起こされます。
抜け毛や育毛が妨げられる理由③AGAなどの進行性の抜け毛
3つ目の原因として、AGAなどが原因で抜け毛が生じることです。
AGAの抜け毛は、季節に関連性はなく起きてしまうもので、人によっては急に抜け毛が増えたと感じてしまう人も少なくないんですね。
冬などで季節性の抜け毛や育毛の妨げを防ぐために
抜け毛や育毛の妨げになるのを防ぐためには、育毛剤を使用する方法もありますが、冬特有の抜け毛や育毛の悩みに対しては対処することが難しくなります。
冬の抜け毛の原因である「頭皮の乾燥」「冷えによる頭皮の血流不足」この2つに対する対策方法をご紹介します。
冬などで季節性の抜け毛や育毛の対策①乾燥を防ぐ
冬の季節により抜け毛の原因となるのが、頭皮の冷えと乾燥となります。
この外的要因を防ぐためには、外出する際にニット帽を被ったりして頭皮の保温効果と肌の乾燥防止に力を入れるようにしましょう。
帽子を被ることで、外の冷たい空気と直接触れることなく、頭皮を温めるだけでも、頭皮からの水分の蒸発を防ぎ乾燥によるフケや育毛のためになります。
帽子を被るメリット
また、ワックスなど頭皮の育毛を妨げるようなスタイリング剤を付けずに済むこともメリットとして挙げることができます。ワックスは、多くの油分が含まれていることが多いので、育毛活動の妨げになる可能性が高くなります。
帽子のかぶり過ぎによる蒸れには注意をしてください。
蒸れた状態を長時間放置すると、雑菌の繁殖の原因などに繋がります。
適度に帽子を脱ぐようにして、髪や頭皮を乾燥させることをお勧めいたします。
冬などで季節性の抜け毛や育毛の対策②温かいものを食べる
血行不良による抜け毛や育毛を妨げになる場合は、体の内側から温めてあげることが大切となります。そのため、冬場は栄養価が高く、体を温める効果が高い物を意識して食べるようにしてください。
【体を温める食べ物】
ニンニクやショウガ、ネギ、シソ、山椒など薬味には体を温める作用があります。
また、同じ食材でも、生のままより熱を加えた方が効果を高めることが可能となります。
逆に体を冷やしてしまう冬に食べない方が良いものは次の通りです。
【冬におススメの食べ物】
簡単かつ髪や育毛に良い効果があるのが「鍋」です。特にこれから紹介する2つは、育毛効果が期待できる成分が含まれる鍋となります。
その1:キムチ鍋
唐辛子に含まれるカプサイシンは、大豆に含まれるイソフラボンと一緒に摂取すると、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出されるそうです。
このCGRPが毛乳頭細胞に作用することで、成長因子であるIGF-1を増加させ髪の毛の育毛に手助けをしてくれます。そのため、キムチ鍋には、豆腐を入れるようにして食べると良いです。
その2:豆腐鍋
タンパク質を豊富に含む大豆。
また、大豆タンパク質は、良質なタンパク質としても知られており、必須アミノ酸とタンパク質の含まれる割合が非常によくてアミノ酸スコアが100点な食材です。髪の毛は「ケラチン)と呼ばれるたんぱく質で構成されるため、大豆から良質なタンパク質を摂取すると良いです。
また、大豆には「大豆イソフラボン」多く含まれています。イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをするために髪の毛の寿命を延ばしたり育毛にも力を発揮します。
【体を冷やす食べ物】
白砂糖・ジュース・完熟していない果物・日本酒以外のアルコール・食品添加物など。
さらにタバコも血行不良を引き起こして体を冷えやすくする作用があります。
冬などで季節性の抜け毛や育毛の対策③入浴をし体を温める
寒い季節ほど、ゆっくり体の芯まで湯船に浸かり身体を温める方が良いです。湯船に浸かることで2つのメリットがあります。
その①:湯舟に浸かることで、じっくり毛穴を広げる
入浴することで、汗をかいて毛穴が広がり栓が浮き出てきます。
そうすることで、シャンプーを行った時に毛穴詰まりを解消しやすくなるわけです。
しかし、適切なシャンプーが出来ていないと、毛穴が開いても頭皮をきれいにすることができません。
1.お風呂に入る前に、側頭部と後頭部を指の腹を使ってもみほぐして血行を良くする。
(強くマッサージする必要は一切ありません。)
2.髪の毛を濡らす前に、ブラッシングで大きいフケやほこりを落とす。
3.半身浴をして、軽く汗ばむまでつかり毛穴を広げる
4.シャワーで湯シャンプーのみ(1分以上)
5.軽く水気を落としたら少量のシャンプーを手に取り、髪の毛全体につける。
(頭皮にはまだつけなくてよい)
6.軽くゆすぎ、その後もう一度シャンプーを取り、全体になじませる。
7.指の腹で頭皮をもみ洗い&マッサージ
(後ろ ⇒ 横 ⇒ 上 ⇒ 前の順番で洗う)※爪は立てずに洗う
8.シャワーで完全にシャンプー剤を落とす。入念に。毛穴から落としていくイメージです。
9.トリートメントは頭皮につけず、髪の毛に馴染ませるのみ。時間はおかず洗い流す。
10.タオルドライは、こすらず押し付ける感じで行う。
11.ドライヤーは根本から乾かしていく。
その②:リラックス効果と血管弛緩
入浴することで、仕事モードの体からリラックスモードへと変換することでできます。
リラックスした人の神経は、副交感神経が優位の状態となります。副交感神経が働くと、
血管が拡張し血行を促進させる働きがあります。結果的に、冬の寒さで細くなってしまった血管を広げることが出来、髪へ栄養を行き渡らせることができます。
また、リラックスしている状態は、ホルモンの一つセロトニンが分泌されています。
セロトニンは、別名「幸福ホルモン」とも呼ばれ、不安や悩みが軽減する効果が期待できます。
結果的に、いつもより質の高い睡眠をとることができるようになります。
冬の抜け毛や育毛の妨げになる対策を行うようにしよう
いかがだったでしょうか?
寒い季節により、抜け毛や育毛の妨げになる場合があります。
特に寒い季節は、血流不良や乾燥における頭皮のトラブルが起きやすい季節となります。
しっかりと、季節に合った対策を行うことで、抜け毛や育毛の悩みを改善することが可能となりますのでおすすです。
また急に抜け毛が増えたり、育毛などで不安をお持ちの方はスーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店でもご相談が可能なのでお気軽にお問い合わせ下さいね。