女性でも髪の毛が細くなってボリュームがなくなった、地肌が見えるようになったなどのお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

女性は男性よりも更年期が育毛に影響します。しかし、男性のように遺伝による育毛への影響はそれほどありません。

食事や睡眠など男性と共通する部分も多くありますが、女性ならではの育毛への影響する要素もあります。

そこで、女性の育毛についてうまくいかない理由やその対策などを詳しく説明していきます。

女性の育毛がうまくいかない理由

女性の育毛がうまくいかない理由には次のような点が挙げられます。

・女性ホルモンの低下
・婦人科系の病気
・ヘアサイクルの変化
・新陳代謝の低下

女性ホルモンの低下

更年期を超えると育毛がうまくしにくくなるといわれることがあります。

育毛が進まない大きな原因に女性ホルモンの低下が挙げられます。女性ホルモンが低下すると、ぱさつきやうねりが始まり髪質が悪くなることからボリュームが減っていくのです。

婦人科系の病気

女性は多囊胞性卵巣や鉄欠乏性貧血といった女性によくある婦人科系の病気により、育毛に影響のある場合があります。育毛をするためには、体調管理にも十分気を付けることが重要です。普段から十分な睡眠や栄養をとり、調子が悪いときは早めに病院に相談をすることが育毛においても重要です。

ヘアサイクルの変化

育毛をするうえで成長期や退行期、休止期といったヘアサイクルが存在します。

従来のヘアサイクルが進んでいる状態であれば、見えている部分にある髪の毛は全体の30%ほどです。つまり残りの70%は次に生える準備をしている休止期にあります。

しかし、女性の更年期に入るとエストロゲンが減ることでヘアサイクルに変化がでます。
特に成長期に変化があることで育毛に影響がでるようになります。

例えば、成長期が短すぎて抜けてしまったり逆になかなか生えてこなくなったりとさまざまな状況があります。

新陳代謝の低下

女性の育毛に必要な女性ホルモンのエストロゲンには、髪の毛や肌の新陳代謝を活性化する働きがあります。

20代までは1ヵ月程度の周期で活性化されますが年を重ねるとこの周期が長くなっていきます。

新陳代謝がうまくいかないと育毛にも影響があります。

年齢以外にもパーマやドライヤーのかけすぎなどダメージを与えすぎても新陳代謝が低下し、育毛のペースが遅れることがあるのです。そのため、若いころから髪の毛を傷めないようにすることが育毛をするうえで重要です。

女性の育毛において注意するべきこと

女性の育毛において注意するべきなのは次の点が挙げられます。

・食事の見直し
・睡眠不足にならない
・食生活を改善する
・運動をする
・育毛剤を利用する

食事の見直し

食事は育毛に重要な役割を果たします。炭水化物、脂肪、砂糖を多く含む食品は薄毛を促進し、タンパク質と繊維を多く含む食品は育毛を促進し、抜け毛を減らします。

髪が成長するためにはビタミンA、C、D、Eが必要です。これらのビタミンが不足している場合、頭皮の脂分が増加して髪を覆ってしまいます。

また、髪の成長には亜鉛も必要ですが、こちらはアルコールと一緒に摂ると体外に排出されてしまいます。

よって飲酒の際は、ビタミンやミネラルを含むサプリメントを併用することをおすすめします。

睡眠不足にならない

睡眠不足にならないように気をつける 睡眠時間が不足するとストレスが増大し、それが発毛を妨げる原因となります。睡眠時間は毎日7〜8時間を心がけましょう。

ただし、寝すぎもよくありません。一日2回に分けて30分から1時間の昼寝をとるのもよいでしょう。

食生活を改善する

動物性たんぱく質や脂質の多い食事をしていると、血行が悪くなり、頭皮の新陳代謝が低下します。

また、塩分の取り過ぎにも注意が必要です。

肉類や脂っこいものばかり食べているようではいけません。野菜を中心としたバランスの良い食事を心がけることです。納豆やキムチなどの発酵食品も発毛を促進する効果がありますから、積極的に食べるようにしましょう。

運動をする

運動も発毛には欠かせません。適度な運動は血行を良くし、筋肉を鍛えて新陳代謝を高めてくれます。

また、有酸素運動は脂肪燃焼に効果があり、無酸素運動は筋力アップに役立つのです。
特に重要なのは無酸素運動で、これは主に筋トレによって行われます。

筋トレと言っても特別なことは必要ありません。ダンベルを使った腕立て伏せやスクワット、腹筋などです。

慣れてきたら少しずつ回数を増やしていきましょう。あまり無理して一度に多くの回数をこなすよりも、毎日継続して続けることのほうが大切です。

育毛剤を利用する

育毛剤には血行促進成分が含まれているため、頭皮の血流がよくなります。
これにより、頭皮の環境が改善されていきます。その結果として発毛が促されるのです。
育毛剤にはさまざまな種類があり、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

女性の育毛においてのポイント

女性と男性では髪の毛の薄く成り方が異なります。育毛をする上で髪の毛が抜ける原因や状況などを把握するようにしましょう。特に次のようなポイントが挙げられます。

・抜け毛があっても焦らない
・男性との薄毛になる部分の違い
・婦人科系の病気

抜け毛があっても焦らない

女性で抜け毛があると育毛がうまくいっていないと焦る人もいるのではないでしょうか。
しかし、1日100本前後の抜け毛があれば正常です。しかし、年を重ねることで抜け毛が増えて生えてくる髪の毛は以前と比べて少なくなっていきます。そのため、年を重ねると育毛が難しくなっていきます。

男性との薄毛になる部分の違い

男性は前髪や頭頂部といった部分的に髪の毛が薄くなっていくのが特徴です。
それにたいして、女性は40代や50代になってくると全体的に髪の毛が薄くなっていきます。

婦人科系の病気

女性は多囊胞性卵巣や鉄欠乏性貧血といった女性によくある婦人科系の病気により、育毛に影響のある場合があります。

まとめ

女性が育毛するためには、男性と同じ部分と異なる部分があります。

しかし、もっともするべきなのは規則正しい生活や十分な睡眠、運動をとること、正しいシャンプーの使い方など日頃の生活習慣が育毛に大きく影響することを理解するようにしましょう。

薄毛の原因を知りたい方や、薄毛をできるだけ早く改善したいと強く思う方などはスーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店までご相談くださいね。