冬の育毛対策について
最終更新日:2022.11.18
冬になると髪の毛が抜けると感じている方いらっしゃるのではないでしょうか。
育毛において大敵の抜け毛がもっとも多いのは秋です。
しかし、冬も十分気を付ける必要があります。
冬には夏の疲れが出やすいといわれています。
夏バテによって体力が落ちているところに冬の寒さが加わるとさらに育毛に対して
ダメージが大きくなってしまいます。
また、頭皮の血行不良や栄養不足による脱毛症なども起こるため、育毛を考えている方は、なるべく早めに対策をしておきましょう。
この記事では、冬の育毛において注意点や対応策などを詳しく説明していきます。
冬の育毛が進まないと感じる理由
1年の間で最も育毛に影響がある、抜け毛が増えるのは秋です。
それは、夏の紫外線や夏バテ、疲労、エアコンによる乾燥など体調や頭皮、
髪の毛などにかかる負担が大きい反動であるといわれます。
さらに秋は、気温が下がることにより自律神経のバランスが崩れやすいのも特徴です。
自律神経が崩れると血流が悪くなり、髪の毛に十分な栄養素が届かず育毛に影響がでるのです。
しかし、秋ほどではないにしろ冬も十分気を付けなければいけない季節です。
冬の育毛に影響がでる理由には次の3点が挙げられます。
・血流が悪くなる
・頭皮が乾燥しやすい
・寒さによる育毛への影響
それぞれの理由について説明していきます。
血流が悪くなる
育毛をするためには、必要な栄養素があります。
しかし、冬の温度で体が冷えやすくなり血流が悪くなることから髪の毛に栄養が届かず
育毛が進まない可能性が高まるのです。
髪の毛に十分な栄養が届かないと、髪の毛がだんだんと細くなり育毛をさらに遅らせたり、髪の毛が抜けやすくなったりします。
頭皮が乾燥しやすい
冬は1年の間でもっとも乾燥しやすい季節です。
頭皮にもっとも優しい湿度は70%といわれているのですが、12月には60%を下回る日が少なくありません。
この平均湿度には比較的湿度が高い雨の日も含まれていることから、晴れの日の平均湿度はさらに低くなります。
このほかにも、暖房やストーブなどを使うことが多く頭皮がさらに乾燥しやすい環境にあり、髪の毛が育ちにくいことから育毛に悪影響となります。
頭皮が乾燥し水分量が減ってしまうと、頭皮のバリア機能が十分な働きをせず炎症が起きやすく育毛が進みにくい環境になるのです。
寒さによる育毛への影響
冬の育毛において注意するべきなのは寒さによって、血管が収縮することです。
血管が収縮してしまうと、頭皮への血流がスムーズでなくなり十分な栄養素が届かなくなります。
また、育毛効果に重要なIGF-Iとよばれる体内物質は低温に弱い特徴があります。
そのため、寒い冬は育毛が進みにくいといわれます。
育毛対策
育毛対策には次のようなことが必要です。
・生活習慣の見直し
・食事にも注意
・ストレスからの回避
・適度な運動
生活習慣の見直し
育毛を進めるためには規則正しい生活習慣を身につけることから始めましょう。
偏った食生活を送っていると育毛だけでなく健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。
特に夜更かしをする人は要注意です。
他にも睡眠不足によって育毛に悪影響を引き起こされることもあります。
睡眠が十分でないと血行が悪くなり、頭皮の血流の悪化で髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなります。
結果として髪の成長を妨げることになってしまうのです。
これらの要因から髪の毛を健康に保つためには規則正しい生活をすることが大切になってきます。
もし不規則な生活を送っているという方は今すぐ改善しましょう。
食事にも注意
育毛に必要な栄養素であるタンパク質やビタミンB群などを十分に摂取することも重要になります。
バランスの良い食事を心掛けることが何よりも大切なのです。
適度な運動
運動不足になると血液の流れが悪くなるため、酸素や栄養素が不足しがちになってしまいます。
その結果髪の毛に充分な栄養が行き渡らずに育毛を妨げてしまいます。
ストレスからの回避
育毛に悪影響を及ぼす原因は様々ありますが、そのなかでも最も多いとされているのがストレスによるものです。仕事で大きなミスをした時や家族とのトラブルがあった時などに、つい感情的になってしまい、精神的に大きなショックを受けてしまうことがあります。こうしたショックが原因で一時的にホルモンのバランスが崩れてしまって育毛が進まないこともあります。
冬ならではの育毛対策
次に冬ならではの育毛対策をご紹介していきます。その中でもここで挙げるのは次の2点です。
・乾燥対策
・IGF-Iを増やす対策
乾燥対策
冬の育毛を考えるうえで乾燥対策が重要です。そのため、頭皮の乾燥を防ぐようなシャンプーやコンディショナーを使ったり、頭皮マッサージをしたりするなどの対策をすることが必要です。
また、冬は空気が乾燥しているので湿度が低いと髪もパサつきやすくなりますし、汗も出にくくなるため、汗による頭皮の汚れなども落ちにくくなってしまいます。そんなことからも、頭皮の乾燥を防ぐためにしっかりとしたケアが必要なのです。
IGF-Iを増やす対策
育毛効果のあるIGF-Iは寒さに弱く、春や夏に比べて増えにくいのが特徴です。
そこで、IGF-Iを増やすことが必要になります。IGF-Iを増やすためには、大豆イソフラボンやカプサイシンといった食品を活用すると効果的です。カプサイシンは唐辛子に多く含まれており、IGF-Iを増やすだけでなく血流をよくする働きもあります。
IGF-Iは髪のツヤやハリなどを出すために必要な体内物質でもあり、髪の毛を元気にするためにも重要です。
まとめ
冬は夏の疲れや紫外線などの影響が秋に引き続き出るといわれ、育毛に影響がでやすい季節です。
さらに、頭皮の乾燥や急激な温度の低下により血流が悪くなり髪の毛に十分な栄養が届かず育毛がスムーズに進みづらくなります。
これらを対策するためには、乾燥対策をしたり育毛を助けるIGF-Iを増やすために食生活を見直すことが効果的です。
さらに、冬に限らず頭皮マッサージをしたり生活習慣の見直し、ストレスの緩和なども育毛をする上で重要です。