お酒と育毛の関係と飲み方について

最終更新日:2022.11.08

発毛・育毛は日々の正しいケアの積み重ねの中でしか最良の結果を得ることができません。日々の習慣としては食卓にいつも並ぶ「お酒」がありますよね。

ではこのお酒は、発毛・育毛の敵となるのか味方となるのか気になる方もおられますよね。今回はお酒と育毛のなどの知識として、育毛を意識したお酒の飲み方などをご紹介していきます。

お酒は髪や育毛の敵になる?

お酒を飲む方はとても多いですが、お酒好きの方で薄毛が進行している方はとても気になるのではないでしょうか?

しかし安心してください、結論から言うと、お酒は適度な量を超えない限りは薄毛のや育毛の妨げににはなりえません。

実はお酒には百薬の長と呼ばれるほどにアルコールには血行を促進する効果があるとされているんですね。

そのため適切な飲み方を知り、実践する事で育毛の味方にもなり得ることが分かっています。

育毛を妨げるお酒の飲み方

百薬の長と呼ばれるお酒ですが、飲み方を過度に間違うと病気になったりすることは皆さんご存じかと思いますが、実は薄毛の原因になることも分かっています。

アルコールは肝臓に負担をかけますが、髪に必要なタンパク質は肝臓の機能が低下することで代謝が下がり、髪に栄養が行き届きにくくなってしまうんですね。

育毛を妨げるお酒の飲み方 飲みすぎ

アルコールは肝臓で分解、代謝される際にアセトアルデヒドという物質に変わります。

アルコールも適量ならそこからさらに酢酸(さくさん)という無害な物質に分解されるのですが、過剰にアルコールを摂取することで、有害なアセトアルデヒドが酢酸に分解されずに体内に残ることになります。

このアセトアルデヒドは過酸化物質と呼ばれていて、身体のあらゆる細胞にダメージを与える怖いやつで最悪の場合は、癌を引き起こす場合もあるんですね」

さらに髪の毛で言うと、毛根の奥の毛母細胞(もうぼさいぼう)は、過酸化物質のダメージの影響が大きく抜け毛の原因になったり、育毛の妨げになったりしてしまうんです。

以上のことにより薄毛や抜け毛・育毛などを気にされている方はお酒の飲み過ぎには注意が必要なわけです。

お酒が体質的に合わない方は要注意です

アルコールを摂取した際に下記のような症状がある方は、アルコールの分解能力が低い方である可能が高いです。

・飲んで直ぐに顔が赤くなる方は量を控えめに
・二日酔いになりやすい方も量を減らしてください
・お酒を飲んでもトイレが近くならない(代謝されにくい)
・アルコール依存症(脳が麻痺して酒の量が増える方)

つまりは、お酒が体に合わないことで、様々な症状がでていることになりますので
お酒の席などでは、周りに乗せられることなく、自分ペースで適量のお酒を楽しむことをおすすめします。

育毛の妨げになる飲み方 空腹時は避ける

空腹時にお酒を飲むことでアルコールの吸収が早くなり、血中濃度が上がりやすくなります。これは、アルコールが胃を素通りして直接小腸に流れ込むことでアルコールの吸収が早くなるためです。

なので、アルコールを摂取する際は食事やおつまみと一緒にゆっくり飲酒すると、アルコールが胃に留まる時間が伸びて、小腸での吸収が遅くなり、血中濃度も低く抑えられます。

このように飲酒時はなるべく、空腹時を避けて食べ物と一緒に摂ることを意識していきましょう。

育毛の妨げになる飲み方 寝る前は控える

お酒を飲んで眠くなったまま布団に入る・・・この瞬間はとても幸せに感じるかもしれません。しかし、それは一時的な効果と言えて、結論からいうと睡眠の質を下げて眠りを浅くしてしまいます。

髪は寝ているときに、一番伸びる性質があるため、睡眠の質が下がることで薄毛のリスクが高くなるということを意味します。

実は問題となるのは、いびきで、アルコールは舌の筋肉を麻痺させる効果があって、仰向けで眠った時に舌が喉に落ち込みやすいんですね。

さらに鼻の血流があがり過ぎて、粘膜が腫れて鼻息が詰まりやすくなるんです。
つまりは鼻から喉にかけての空気の通り道が狭くなり、いびきをかきやすくなるというわけです。

いびきをかくと、体に十分な酸素を取り込めないことが起こりますので、睡眠が浅くなり、中途覚醒が増えて、朝になっても疲れが残る感覚になってしまいます。

育毛を妨げないお酒の飲み方とは

次にお酒の選び方ですが、髪によいのは身体を温めるお酒となります。
ただでさえ、身体が冷える冬などは、単純に冷たいお酒よりも暖かいお酒を選んで飲むようにすると良いです。

冷たいお酒を飲むことで内臓が冷えて、代謝が下がってしまい、消化吸収が悪くなるばかりではなく全身の血行不良にも繋がってしまい、抜け毛の原因になったり、育毛の妨げになったりします。

日頃からキンキンに冷えたビールやハイボールなあどを好んで飲む方は、冬の間はかなり内臓が冷えて代謝が悪くなっている可能がとても高いと言えます。

手足が震えたり、疲れが取れなかったり、肩こり、倦怠感等々このような症状のある方は、冷たいお酒をなるべく避けて、常温のワインや熱燗の日本酒がなどがおすすめです。

他にも、シナモンを入れて飲みやすくしたホットワインもおすすめです。

今回はお酒と育毛の関係をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

お酒が育毛にとって悪いわけではありませんが、適切な量と知識を持って楽しく飲むように心がけると薄毛改善や育毛に繋がります。