運動は育毛効果があるのか?薄毛対策で大人気の運動とは?
最終更新日:2022.09.08
今現在、コロナ過で外出しずらい状況なので運動不足になっている方が増加傾向です。
運動不足を解消するため、自宅でできる簡単な運動、公園などでのジョギングだったりとそのような方が増え始めています。
こちらをご覧の皆様もご存じだと思いますが、運動は体を温め血流を良くする効果があります。
もちろん血流の行き届きにくい毛細血管への効果も非常に高く、毛細血管が多い頭皮には栄養が届きやすくなり
抜け毛や髪のボリューム減少の対策になります。
そこで皆様は、より効果的な育毛に適した運動は何か、お分かりになりますか?
分からない方に対して、このブログで発毛、育毛対して非常に効果が期待できる適したおススメの人気の運動をご紹介していきます。
運動する機会が減ると抜け毛が増えたって本当?
昨今の状況もあり、日常的に学校の帰りや会社の帰り、スポーツジムなどで運動をする習慣が減ってきています。それと同時に、運動不足やストレスによる抜け毛などが増えたという方が増加しているんですね。
実は運動不足は薄毛・抜け毛の悩みが増加し、育毛をダメにしていることに密接な関係があります。
1.育毛をダメにしている理由 血流悪化
薄毛の原因として血流が低下してしまうことです。
血流低下により髪の毛を作っている酵素や栄養が細胞まで届きにくくなることが薄毛の原因になります。
なので運動不足は筋力の低下を引き起こして血流が悪くなってしまうため、髪の育毛に悪影響を及ぼすということになります。
また普段の食事で脂っこいものやカロリーの高いものなどをよく食べる方は運動不足になると消費されるはずのエネルギーが消費できなくなりドロドロの血液になりやすくなり、定期的に運動を行うことはとても大切なんです。
さらに筋肉が低下すると消化吸収率が下がり、食べたものの栄養を体内にしっかりと吸収することが出来なくなることで育毛に必要な栄養が不足し抜け毛が増えたり、髪が細くなったりする場合もあります。
2.育毛をダメにしている理由 ストレス解消が出来ない
抜け毛が増え薄毛になる時には「ストレスの影響」も原因の一つになります。
運動でストレスを解消していた方は、解消できずにストレスを溜め込んでしまうため、髪のボリューム減少や抜け毛などの症状がでたとの声があります。
人の身体はストレスを強く受けてしまうと自律神経のバランスが乱れます。すると血管の収縮や胃腸の働きを低下させてしまう交感神経が優位に働き、栄養の吸収率低下や血流悪化・眠れないなどの不眠症などの症状が起き育毛を阻害します。
直接的な抜け毛や薄毛の原因にはならないですが、薄毛や抜け毛の要因として関係してくるのがストレスなのです。
このストレスを解消するためにも運動は必要なんですね。
3.育毛をダメにしている理由 頭皮の過剰な皮脂分泌
運動不足になると血流の悪化により肌が乱れて乾燥しやすくなります。この乾燥から守るために頭皮が皮脂を過剰に分泌してしまいます。
また運動不足になると新進代謝が悪化し、古い皮脂や角質などが毛穴に詰まり角栓となり、髪の毛が生えてくるスペースを占領し細く弱い毛が増え、抜け毛にもつながります。
更には頭皮の皮脂が過剰に分泌される事でフケやかゆみが起こりやすくなり脂漏性皮膚炎になってしまう可能性が高くなってしまう事もありますので適度な運動をおススメしています。
育毛に効果的な運動とは? 有酸素運動と無酸素運動の違い
運動は大きく分けて「無酸素運動」と「有酸素運動」の2つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
無酸素運動と有酸素運動、どちらが高い育毛・発毛に効果的で薄毛対策になるか?
それについて解説していきます。
育毛に良いのはどちら? 有酸素運動とは?
有酸素運動とは言葉の通り、酸素を取り入れながら軽い負荷をかけて長時間行う運動のことです。
脂肪やブドウ糖などのエネルギーを使用し燃焼させ、血行促進やダイエットに効果的な運動です。
最低でも20分以上続けて行う事が効果的で、20分以降から脂肪燃焼されると言われています。
運動自体は、運動が苦手な人や女性でも簡単に取り入れることができ、持久力のある筋肉を育てます。
運動の強度は自分で調整でき、時間をかけて行う運動は筋肉を程良く使ってくれるため心臓から遠い頭皮や足の爪先の血流も高まって冷え性対策にもなります。
有酸素運動の例
• ウォーキング
• ジョギング
• 水泳
• サイクリング
• ダンス・ヨガなど
育毛に良いのはどちら? 無酸素運動とは?
無酸素運動とはエネルギーの消費に酸素を使わず短時間の内に強い負担をかける運動の事です。
瞬間的に強い力を発揮する事で筋肉量の増加や基礎代謝を高くするために行う運動となります。
筋肉を強化し瞬発的なパワーを高める効果が期待できるので、筋量を増やしたい時に行う事が多く筋トレやその力を発揮する短距離・中距離走が無酸素運動にあたります。
運動強度は中~強と体へ大きな負荷をかけるため、無酸素運動をした後日は筋肉に溜まった乳酸で筋肉痛などを引き起こすことがありますが、骨格筋など体のバランスを保つ筋肉を鍛えるのに必要な運動です。
無酸素運動の例
• 短距離走
• 中距離走
• 激しい筋トレ
• ウエイトリフティングなど
育毛効果が高い運動の種類は「有酸素運動」
無酸素運動と有酸素運動の違いを見て頂きましたが、どうでしたか?
どちらが育毛、発毛効果があると言えるのでしょうか?
結果からお伝えしますと、血流を良くしてくれる有酸素運動の方が育毛に良い運動だと言えます。では、なぜ有酸素運動が育毛効果を期待されるのか、その理由は以下の通りです。
有酸素運動に期待される育毛効果
• 血行促進効果
• ストレスの軽減
• ホルモンバランスの調整
• 代謝活性化
• 自律神経が整う
• DHTを体外に排出
1.有酸素運動による育毛効果:血行促進効果
有酸素運動は血管を柔軟にする効果があり、筋肉を動かして血管をポンプのように刺激します。
それと同時に体が熱を作り体温を上昇させ新たな血液を作る作用で血流促進に繋がり育毛に効果的となります。
実は頭皮は重力の影響もあり、血流優先順位では最下位です。だからこそ頭皮の毛細血管は血行不良に陥りやすいんです。
ですが有酸素運動を行う事で、筋肉の収縮効果により静脈の血液が心臓に向かって押し上げられながら循環し、身体全体に酸素や栄養を届けやすくなります。
その為、頭皮にある髪の毛を生成する細胞も酸素と栄養が行き届き活性化するというわけです。
抜け毛が増えた方や薄毛で悩んでいる方は、頭皮が赤く血流が悪くなっている方が多いです。
だからこそ有酸素運動によって、細い血管の血行も次第に改善され、髪にしっかりと栄養が行き届きやすくなり育毛効果が高くなります。
2.有酸素運動による育毛効果:ストレスの軽減
ストレスによって心身共に負担がかかって精神や身体に不調を引き起こす場合があります。
これには交感神経の働きが強まることで血管の収縮などがおきて、同時に男性ホルモンが分泌促進され健全な育毛に支障をきたす場合があります。
有酸素運動では体全体を使うことにより脳からエンドルフィンとセロトニンと呼ばれるホルモンで体をリラックスさせてくれる効果、野外の有酸素運動を行うことで新鮮な空気を取り込む事によるリフレッシュ効果などストレスを軽減させる効果をもたらします。
だからこそ間接的にですが薄毛の原因を軽減するという作用が期待できるのです。
また、有酸素運動を行う事で休息時には副交感神経を優位にして育毛効果以外にもストレスを緩和するという効果もあり運動をしない方と比べてうつ病への罹患率が20~30%ほど低下するという研究結果がハーバード大学から発表されています。
3.有酸素運動による育毛効果:ホルモンバランスの調整
有酸素運動は脳の下垂体から体脂肪の燃焼や筋肉量の維持などを行うために指令が出され、全身の細胞を刺激したり・増殖を促進する成長ホルモンが分泌されることで髪の毛を作る毛乳頭細胞や毛母細胞も刺激を受けて活性化します。
またドーパミン・セロトニンやノルアドレナリンなどの分泌低下が起きやすい状況を改善してくれます。
さらに女性ホルモンや男性ホルモンのバランスも整えてくれる作用もあるので薄毛や抜け毛が増えたと気になる更年期前後の男性や女性は定期的かつ適度な運動をすることで自律神経を整えホルモンバランスの乱れを調整するので、有酸素運動は育毛におススメです。
まずは1週間に3回以上、30分程度の無理なく適度に体を動かす習慣を身につけましょう。
4.有酸素運動による育毛効果:代謝の活性化
育毛に必要なのは頭皮細胞の代謝が適度に活性化していることです。
ですが、ストレスや加齢、生活習慣全般の乱れによって代謝は低下してしまいます。
代謝活性化でも有酸素運動が大活躍してくれるのです。有酸素運動を行う事で全身の代謝を促進し活性化してくれるので太くて健康な髪の毛を育てるつまり育毛には重要な役割となります。
また体内で使わなかった栄養素や老廃物を体外に排出したり、脂質をエネルギーに変化させるなどして身体を正常な状態にするのも一つの重要な役割になります。
代謝を高めるにはやはり血流が重要となり、そのために有酸素運動で筋肉を温めほぐして動かすということが良い育毛に繋がるのです。
5.有酸素運動による育毛効果:自律神経が整う
自律神経は日常的に意識をすることではありませんが、健康な髪を育てる、育毛の点では深く関係してきます。
血管収縮や内臓機能低下は自律神経低下によって起きる場合もあり、その為に健康な髪を育てる細胞まで栄養が行き届かず育毛の妨げになります。
有酸素運動を行う事は交感神経と副交感神経のバランスが整われ、睡眠効果が上がったり、ストレス緩和したりと、身体にとって良い影響を与えます。
可能であれば朝早く起きるか、または夕方の心肺機能が高まっている時間帯に20~30分程度の有酸素運動を行って副交感神経を活性化できるようにして
リラックスする時間を作るようにしましょう。
6.有酸素運動による育毛効果:DHTを体外に排出
有酸素運動をすることで必要な行動は水分補給です。ですが水分補給をするとトイレに行きたくなります。
薄毛の原因の1つ男性ホルモン(ジヒドロテストステロン:DHT)は尿から排出されることが
分かっているので、有酸素運動は薄毛の根本原因を排除していることになります。
ただ、水分を沢山補給すればDHTも多く排出されるのではありません。
あくまで必要量の分だけ排出され、有酸素運動あってのことであると覚えておいてください。
毎日継続することが大切
よく勘違いされるケースとして、1回の有酸素運動を2時間やったから他の日はやらなくて良いということではありません。
むしろ軽い程度を毎日行うことが大切です。
1日トータル15~20分程度で構いません。
有酸素運動を日ごろの生活に取り入れる事を意識し、通学・通勤時にはなるべく歩くようにする、階段を使うなど日常生活の有酸素運動を取り入れることが育毛にも大切です。
また可能であれば1~3日おきに少し息が弾むくらいの有酸素運動をトータルで30~60分程度行う事もおススメ致します。
血流を低下させないように、もしくは改善させるために行ってください。
自宅で出来る人気の有酸素運動
1.ラジオ体操
2.ヨガ
3.ウォーキング
4.サイクリング
5.ジョギング
運動のやり過ぎは育毛の妨げになる場合もある
適切な強度で行う有酸素運動であれば育毛効果を高めに髪にいい運動と言えますが、毎日行うとより効果的だろうと頑張り過ぎてオーバートレーニングになり効果的な育毛効果をダメにしてしまう可能性もあります。
無理な運動は控えて、休む時はしっかり休み、疲れすぎない程度に運動をすることがより育毛に効果的です。
疲労があるのに無理に運動を行えば、活性酸素が体内に増えて血流が悪くなって頭皮が酸化し、育毛を妨げたり抜け毛が増え薄毛が進行してしまった事例もあります。
今回のまとめ
有酸素運動が育毛に効果的であることは理解して頂けましたか?
発毛・育毛のために行うことには、全て意味があります。
間違ったことを行うと逆効果になり薄毛進行の手助けになってしまうことも少なくありません。
また、覚えておいて欲しい事は育毛は直ぐに効果がでません。
運動だけをしていれば問題ないという事でもありません。
栄養バランスのとれた食事や生活習慣も同時に見直し継続していくことが必要です。