薄毛に悩まれる方がまず対策として始めることが多いのが育毛剤です。育毛剤も種類が多くどれを使用していいのか悩まれることが多いと思います。今回は育毛剤について詳しくお話させて頂きますね。

自分に合わない育毛剤を使っても、費用がかかるだけで全く効果がないなんてこともあります。また頭皮環境が悪く汚れが詰まっていると育毛剤が入っていかず効果がでません。
それだけでなく場合によっては、育毛剤の成分でもあるアルコールにより頭皮に赤みや痒みが生じるケースもあります。


まず育毛剤の前に頭皮環境を整えるのが大前提になりますが、その次に、いかに一番初めに自分に合う育毛剤を選定出来るかこれが重要となります。育毛剤の選び方としては、今の薄毛や抜け毛の進行度合いによって判断することが良いです。
ではこれから育毛剤の種類と、頭皮のタイプごとに合った育毛成分を紹介させて頂きます。

頭皮環境を整えて頭皮トラブルを防ぐ育毛剤

健康な髪の毛を保つためには、土台でもある健康な頭皮が必要です。
例えば、「頭皮の乾燥、過剰な皮脂の分泌、痒み、フケ」といった状態は、菌の増殖や頭皮が傷ついていることで、髪の毛の成長を妨げています。
場合によっては、炎症による抜け毛になる場合もこともあります。
このような頭皮トラブルを解消することに役立つ成分をご紹介します。

【おススメの人】

頭皮に痒みがある
頭皮に痛みがある
フケが多い
頭皮がベタベタする

【頭皮環境を整える成分】

アスコルビン酸(皮脂の分泌抑制)
ピリドキシンHCI(皮脂の分泌抑制)
ココナッツオイル(保湿)
ホホバ○○(保湿)
アセチルグルコサミン(保湿)
イソプロピルメチルフェノール(抗菌)
ピロクトンオラミン(抗菌)

悪玉男性ホルモンを抑制に効果的な育毛剤

悪玉男性ホルモンの働きを抑えることで、抜け毛を抑えて髪の毛を育毛させるタイプの育毛剤です。

このタイプの育毛剤は、男性ホルモン量が原因の薄毛や抜け毛になってしまっている方におすすめです。

また、ここで説明している悪玉男性ホルモンの抑制とは、「ジヒドロテストステロン(DHT)の生成の抑制」です。

なので、男性ホルモンを直接抑制する意味ではなく、DHTの生成する5α⁻リダクターゼを抑制する働きとなります。

【確認する育毛成分とは?】

「5αリダクターゼ」を抑制する成分としてよく知られているのは、次の成分です。


【育毛剤に含まれる5α-リダクターゼを抑制する成分一覧】

フコダイン
オウギエキス
オウゴンエキス
キャピキシル
アカツメクサ花エキス
プラセンタエキス
冬虫夏草エキス

※育毛剤は発毛剤とは異なります。そのため、長期的に使用することで少しずつの改善がある根気のいるものです。

血流の促進に効果的な育毛剤

血流は、毛母細胞まで酸素と栄養を届ける上で、必要不可欠な存在です。血流が悪いと髪の毛に必要な栄養と酸素が届かず血が細くなってしまったり良い髪の毛が育ちません。
毛細血管は、
ストレス
睡眠不足
運動不足
水分不足
偏った食事
などの生活環境にによっても委縮してしまいます。すると、流れる血液量が十分ではなくなり、栄養が届かなくなってしまうのです。

【おススメの人】

生活習慣が乱れがちな人
冷え性な人

【血流を促進させる成分】

センブリエキス
セファランチン
トウガラシエキス
ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)
ニンニクエキス
サイトカイン
塩化カルポニウム
アルギニン
ピディオキシジル
ミノキシジル
これらの成分は、血管拡張効果により頭皮の血流を促すことが可能です。

毛母細胞の活性化に効果的な育毛剤

髪の毛は、毛乳頭から受け取った栄養や酸素を元に、毛母細胞が細胞分裂することによって、新しい髪が作られます。髪の生まれ変わりのサイクル(ヘアサイクル)には「成長期」、「退行期」、「休止期」があり、男性は平均3〜5年、女性は平均4~6年で一巡します。


しかし、この毛母細胞の分裂が弱くなると、成長期の髪の割合が低下して、休止期の髪の毛が増加します。この毛母細胞の活性化を促す効果のある育毛剤です。

【おススメの人】

加齢による薄毛の人
長い期間、頭皮が見えている部分がある人
【毛母細胞を活性化する成分】
トランス‐3,4’‐ジメチル‐3‐ヒドロキシフラバノン(t‐フラバノン)
パントテニルエチルエーテル
6‐ベンジルアミノプリン
ステモキシジン
ペンタデカン酸グリセリド

前述では、それぞれの頭皮状態に合わせた育毛成分を紹介しました。ぜひ先ほどの成分を育毛剤のラベルを確認して選ぶようにしましょう。
育毛剤は、自分の症状にあった育毛剤を選ぶことが第一です。

次の3つを網羅することでより自分に合う育毛剤を探すことが出来ます。

①症状に合った育毛剤かどうか?

抜け毛や薄毛は様々な要因や原因が重なって起きています。

例えば、生活習慣の乱れが原因となっているものもあれば、ストレスや遺伝、頭皮環境の悪化などが原因で起きる場合もあります。

多々ある育毛剤も、それぞれのタイプに効果があるものなのかは変わりますし、症状に合わせ効果があるように作られていますので、まずは自分がどんな状態で、何が原因で抜け毛や薄毛が起きているのかをできる限り把握した上での購入が望ましいです。

しかし自分の頭皮状態がどんな状態を知ることは難しい場合もあるので、一度専門家に相談した上で判断することをおススメします。

②価格帯、ランニングコスト

育毛剤には即効性があるものはなく、効果を実感できるまでに最低3ヵ月以上はかかるとされています。

また頭皮環境(毛穴の詰まり)が悪いと効果がないと思っておいてください。
しかも、育毛剤は安いばかりのものではなく、なかには1本1万前後など、かなり高額な育毛剤も多々あります。

育毛剤を続けるなら途中で挫折のないよう続けられるものを選ぶのもポイントの1つとなります。

値段のせいで続けられないなんてことにならないように、継続可能な価格帯のものを選ぶようにしてください。

また育毛剤は毎日つけて継続することが大切です。途中で効果がないとつけたりつけなかったりの方が非常に多いので注意が必要です。

③安全性が高いものか?

市販のものでも、開発メーカーにより研究が重ねられ、可能か限りは安全性のチェックが行われているものがほとんどです。

そのため副作用がでたなどの話を余り聞くことはありませんが、なかには添加物やアルコールなどを多く含んでいるものもあるんですね。

育毛剤の浸透のために、少量のアルコール成分は必要ですが、値段が安い育毛剤などは、有効成分が少ない上にアルコール量が多いものもありますので、安全性の高いものかどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。

【育毛剤を使っても効果がない場合は、専門家に相談してみよう】

試行錯誤して育毛剤を使用しても結局効果がなかった。もうどうすればよいのか分からない。

または育毛剤だけでは対処しきれないくらい薄毛が進行している

など色々されて効果がなかったというお客様が多くいらっしゃいます。

というのも、抜け毛や薄毛が進んでいるケースでは、複数の抜け毛や頭皮トラブルの原因が重なることがほとんどです。

どんなに育毛剤を使っても頭皮まで浸透しないことには効果を発揮することはできません。

その場合は、薄毛専門のサロンで一度頭皮診断を受けることをおススメします。自分では気づかない原因や今の頭皮の現状をしっかりと確認することが解決の糸口になります。


当店ではカウセリングで頭皮の状態や何故薄毛になってしまったのか原因を見つけ出し解決に導きます。是非ご相談下さいね。