薄毛に悩む方がまず薄毛対策としてされているのが育毛剤が多いと思いますが、薄毛の原因は様々で頭皮環境が悪かっり、生活習慣など複合的な原因で発症していることがほとんどです。
特に生活習慣が薄毛の原因になっていることを知らない方がとても多いです。

今回は髪や育毛に良いと言われている育食材の一つ昆布について実際効果があるのか成分や摂取量などお話しさせて頂きます。       

特に、「昆布(コンブ)などの海藻類は以前から食べると、髪が黒くなるや、ハリ・ツヤがでるなど育毛が効果が期待できるイメージ持つ方は多いかと思います。

昆布に含まれている育毛に効果的な成分は以下の通りです。

【ヨウ素(ヨード)】
【カルシウム】
【アルギン酸】
【フコイダン】昆布のネバネバ成分

昆布は、構成比率を見ると分かるんですが、食物繊維が豊富です。
そのために腸内環境が整い、栄養分の吸収を助ける働きも期待できます。

結論から言いますと、海藻や昆布を食べることで髪が増えたり育毛効果が期待できるといった
「科学的根拠はないですね」

この根拠を立証するためには、手間と時間が非常にかかります。
今回は、立証するためするべきことを簡単にお伝えしていきます。


昆布には栄養素が豊富に含まれていて、昆布を食べると薄毛や育毛に断然良いとまでは言えませんが
髪の毛の為に食べてもよい食材に違いはありません。


昆布を食することで育毛効果を得る科学的根拠はありませんが、
昆布に含まれているネバネバ成分のフコダインには育毛効果が期待されているんですね。

フコダインは食物繊維であり、海藻やめかぶ、わかめにも多く含まれています。
このフコダインは免疫力を高める食材として期待されています。

髪の毛を成長させる、毛母細胞を活性化することで知られています。

この結果は「タカラバイオ株式会社」の長年の研究結果「F-フコイダン」には、人の毛乳頭細胞を刺激して、毛母細胞を増殖させる働きがあることが明らかになっています。

【フコイダンの育毛効果は皮膚に塗ることでのみ発揮する】

マウスの実験によってもフコダインの育毛効果は、マウスの皮膚に塗布することで検証されています。
なので、フコダインを飲んだり、食べたりでは検討されてはいないんですね。

フコダインをマウスの皮膚に塗布して、毛母細胞を活性化するFGFー7の分泌量の増加が確認されているようです。

【フコイダンにはがん予防効果がある】

フコダインを摂取した場合は、腸内環境の免疫細胞を活性化させて、腫瘍の大きを抑制するといった
報告がされています。結果的に、昆布は育毛や薄毛のためにとうより「健康の維持のため」に
接種する方が好ましいと言えます。

しかし、昆布には、ミネラルや食物繊維など腸内環境を整える効果や、昆布によって腸内フローラを整える
ことで栄養の吸収率を高めることには期待ができます。
腸内が整えば、より多くの栄養分を頭皮に届けることに繋がるので、やってみる価値が十分にあると思います。

そんな方のために海藻類(昆布)の摂取量の目安をお伝えします

昆布の1日の摂取量:3g程度

日本人成人のヨード接種量上限値:3mgから算出すると、意識して摂取すると食べ過ぎになる危険もあります。
なので、意識的ではなく日々の食事、例えば味噌汁に少量の昆布や海藻を入る程度で十分といえます。

また女性の食べ過ぎには要注意です。
昆布などの海藻類に含まれるヨード(ヨウ素)は、乳頭がんの発症率を1.7倍に高めるといった報告もあります。

そもそも育毛効果・髪にいいと期待される成分は何でしょうか?

髪の毛は、血液から毛根へ栄養が届き毛母細胞が刺激されることで発毛します。

髪の毛はケラチンと呼ばれるたんぱく質が9割を占めているため、このケラチンタンパク質がどのように
合成されるのかを理解することで育毛効果がある栄養を知ることができます。

ケラチンタンパク質を合成するにあたって、様々な栄養素をバランスよく摂取する必要はありますが
今回は、代表的な3種類の栄養素をご紹介します。

①タンパク質(アミノ酸)

上記でお伝えした通り、髪の主成分はタンパク質でできています。
タンパク質が体内で分解されるとアミノ酸となり、血液で運ばれて毛根に届くことで、ケラチンタンパク質へ再合成されます。
食事でとれるたんぱく質は、大豆などの「植物性タンパク質」と肉などの「動物性たんぱく質」とかがあります。

大豆は髪の毛や育毛に良いとされているように、植物性たんぱく質を摂取するべきと思われがちですが、動物性たんぱく質も必須なんです。
動物性タンパク質には、アミノ酸を組織に再合成するためのメチオニンが多く含まれています。
なので、植物性と動物性タンパクの質をバランスよく摂取する方が育毛に良いとされています。

コラーゲンなど肌や育毛に良いとされていますが、コラーゲンは食道で分解されてアミノ酸になるため
コラーゲンのサプリなどで摂取する必要はありません。
美肌や髪のツヤを出したい場合は、コラーゲンよりプロテインなどを摂取する方が効率的です。

②ビタミンA,C、E、F

ビタミン類は、頭皮環境の保持、血管の柔軟性を保つ上で必要不可欠な栄養素です。
血行をよくして抜け毛を防ぐビタミンE、Aを多く含む食品(にんじん、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜、玄米、胚芽米、小麦胚芽油、ごま、ナッツ類、紅花油など)
ビタミンCには様々な代謝機能があり、鎮静効果や代謝の促進、細胞の活性化など多岐にわたります。また頭皮のコラーゲン生成にも一役立つビタミンです。
ビタミンFが不足すると、頭皮の保湿機能が低下して頭皮の乾燥を引き起こしてしまい、フケや痒みそして皮膚炎の原因に繋がります。

③ミネラル(特に亜鉛)

ミネラルは、新陳代謝が正常に行われなくなるため、に必要不可欠な栄養です。そのため、ミネラル不足となると、抜け毛が多くなるなど頭皮にも影響があります。
特に、髪の合成にとって重要なミネラルが亜鉛です。亜鉛が不足していると、いくらビタミンやタンパク質を摂取しても頭皮や育毛を健康に保つことが出来ません。

髪の毛に良い食材はたくさんありますが、基本は食事の栄養バランスが大切です。髪に良いといった食品だけを食べるだけでは髪の毛は生やすことは出来ません。
それ以外の部分で誤った頭皮ケアや頭皮環境が悪かったり、食事以外での生活習慣など薄毛の原因となるのは様々なのでそれらを見つけ出し改善することが大切です。

髪の毛を生したり育毛に必要な栄養(タンパク質・ビタミン・ミネラル)の摂取するバランスが大切となります。

頭皮や髪に良い食品を調べて食べることも良いですが、3大栄養素をベースに献立を考えてバランスの良い食事を心がけましょう。
当店では、頭皮環境の改善やホームケアの指導、食事指導から始まり、体の内側から髪の毛が生えるための環境づくりから行います。

そのため薬による一過的な発毛ではなく、薄毛改善後も髪の毛と育毛が維持できるのです。

薄毛に悩まれてる方はぜひ私までご相談下さい。