コーヒーで禿げる?薄毛?コーヒーは正しい【時間と量】で育毛に効果あり
最終更新日:2022.08.19
コーヒーと薄毛や育毛の関係性について多くの諸説があります。
確かに、コーヒーにはカフェインなどの様々な成分が含まれています。そのため、育毛の効果があるのか薄毛を進行させるのか曖昧なところです。
また、毎日コーヒーを欠かせず飲まれる人には、髪へどんな影響があるかを知りたい人は少なくありません。
そこで今回は、コーヒーの成分と育毛や薄毛との関係を調べたところ、コーヒーは薄毛を進行させてしまう効果もあるし、育毛をさせてくれる効果も期待できることをが明らかとなりました。
そのため、コーヒーは飲む量とタイミングがカギとなるのです。
そこで今回は、コーヒー好きの人達の為へ体の健康かつ頭皮の事を考えた育毛・薄毛対策を紹介します。
1.コーヒーの成分から薄毛になるのか検討した結果
まず、コーヒーにはどんな成分が含まれているのでしょうか?
薄毛や育毛に関係している可能性がある成分は主に3種類です。
その①:カフェイン
その②:クロロゲン酸(ポリフェノール)
その③:タンニン
これら3つの成分が薄毛や育毛と関係があると言われている成分であり、コーヒーと薄毛への関係性を明らかにすることができます。
2. コーヒーの成分カフェインが薄毛へ与える影響とは?
カフェインは皆さん知ってると思いますがコーヒーに含まれている成分です。熱にも強く、コーヒー豆を焙煎しても影響がなく成分としてしっかり残ります。
カフェインは摂取後20~30分で吸収され始め、血液に乗って全身へと行きわたっています。
<カフェインの脳への効果とは>
カフェインは脳にまで到達し、ドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の神経伝達物質の活性化を促す作用があります。
そのため、眠い脳が覚醒し、集中力が上がってしまったり、活発に動けるようになります。
※カフェインが髪へ与える影響とは?
カフェインは、髪に良い影響も与えるのですが、飲む時間によっては、悪影響としても与えてしまいます。
まずは、カフェインの良い影響からお伝えしていきます。
カフェインの育毛の効果
カフェインの育毛の効果は大きく2つ。
• 1:血管拡張作用
• 2:利尿作用によるAGAの原因ホルモンの排出
1:血管拡張作用
カフェインには血管拡張作用があり、コーヒーを飲むことで血行が改善されやすく育毛にも効果的です。
血管が広がるとその分、血液を頭皮の毛細血管の末端まで送り込むことが出来る為、毛根への良い刺激となり育毛にも繋がります。
血流改善が薄毛に良いことは、発毛剤であるミノキシジルが証明しています。
2:利尿作用によるAGAの原因ホルモンの排出
コーヒーを飲むとトイレが近くなると言いますね、それはカフェインに利尿作用が存在しているからです。利尿作用には、薄毛の原因物質である(ジヒドロテストステロン)を排出させる効果があります。
とは言え、注意があり、(必要以上)のカフェインを摂取すると、他のホルモン(テストステロン量)を減らしてしまう為、結果として血中ジヒドロテストステロン量を※増加させる可能性があります。
夜のカフェインは薄毛を進行させる
カフェインの育毛作用を説明してきましたが、コーヒーは飲む時間によっては薄毛を進行させてしまうことも理解しておきましょう。
薄毛を進行させるNGな行動とは【睡眠の4~5時間前にコーヒーを飲むこと】です。
コーヒーを飲むと脳の覚醒作用が非常に強く、その効果は摂取してから約4~5時間継続します。夜の8~10時にコーヒーなどカフェインを多く含むものを摂取してしまうと、効果は深夜1時~3時まで継続してしまうのです。
髪の毛の成長は睡眠の質と密接に関係しており、しっかり睡眠を取らないと成長ホルモンの分泌がされません。
さらに、神経が興奮している状態なので、リラックスが行えず血流不足を引き起こす可能性があります。
3.コーヒーの成分クロロゲン酸(ポリフェノール)が薄毛や育毛へと与える影響とは?
コーヒ―に含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの1種であり、コーヒーの『苦味』成分でもあります。
クロロゲン酸は、コーヒーポリフェノールとして愛称があるほど注目されている成分です。
コーヒーポリフェノールの効果
• その①:血糖値の上昇を抑制
• その②:老化防止
• その③:胃液の分泌を増やす
クロロゲン酸は、育毛の効果が期待できる成分です。
とはいえ、胃液の分泌を増加させてしまうため、空腹時などには避けた方が良いでしょう。
クロロゲン酸に期待できる育毛の効果は、血糖値の上昇を抑えるだけでなく、毛細血管を広げる作用があります。
血流が良くなり髪の隅々まで栄養が行き届き育毛が期待できます。
※コーヒーを飲むときの注意もあります※
コーヒーに砂糖を大量に使用する方は、効果が弱まってしまう可能性があります。
砂糖は、体を糖化させる作用があるため【血流を悪化させる】原因にもなりえます。
4.コーヒーの成分タンニンが育毛と薄毛へ与える影響とは?
3つ目がコーヒーの渋みの成分である(タンニン)です。タンニンはコーヒー以外にもお茶などに多く含まれる成分となります。
お茶では別名「茶カテキン」とも言われ、抗酸化作用などがあり多くの人が風邪予防などで摂取している人の多いのではないでしょうか。
タンニンには、育毛や髪へ良くない働きがあるとされていますが、実は育毛や髪の毛にとっては悪影響があります。
髪の毛の合成に関与する亜鉛の吸収を抑制する働きがタンニンには含まれるためです。
亜鉛は体の中で合成されない成分の一つであるため、過剰にタンニンを取ると、亜鉛不足を引き起こす恐れがあります。
タンニンには、血中コレステロールを下げる働きもあるタンニンには、育毛にとって良くない効果がありますが、抗酸化作用が非常に強く血糖値が高い人などは積極的に摂取した方がよい栄養素でもあります。
柿に含まれる柿タンニンは糖尿病による脂肪肝を改善するなどいった実験結果も明らかとなっています。
5.コーヒーに含まれる成分の育毛や薄毛への影響まとめ
今回お伝えした育毛や髪に関与するコーヒーに含まれる成分は3つ。
• その①:カフェイン(育毛の効果も薄毛を進行させる作用もある。コーヒー飲む時間が大切。)
• その②:クロロゲン酸(ポリフェノール)(血管拡張作用による育毛の効果が期待できる。)
• その③:タンニン(亜鉛の吸収を抑制してしまう。とはいえ、実は抗酸化力もあるため摂取する量が適正なら問題ない。)
そのため、成分的に見ると、適正量を守ってコーヒーを摂取することは髪の毛によっても良い影響が強いと言えるでしょう。
逆に摂取し過ぎてしまうと、体への負担にもなりますし、薄毛を早める原因になり、育毛ににもよくありません。
6.薄毛予防のために、コーヒーは一日多くても4杯まで
実は、コーヒーに含まれるカフェインの摂取量の目安は国立がん研究センターにて公表されています。
『カフェインは、成人では1日400mg未満に抑えて、1回の摂取量が200mgを超えないようにするべき』とする提言されています。
コーヒーに換算すると1日約4~5杯程度。
カフェインはコーヒー意外にも色々な物に含まれているため、※コーヒーは1日4杯
までと制限を決めた方が取り過ぎによる薄毛や育毛への影響を軽減できそうですね。
ただし、人によってどうしてもカフェインやその他の成分に対する感度が変わってくるため、1日2~3杯程度の方が髪にとって良い人もいます。
そのため、飲み過ぎず適度にコーヒーを活用してあげましょう。
7.【結論】コーヒーを飲む時間は、朝or昼、量は4杯まで
いかがでしょうか?
コーヒーは飲む量、飲む時間を把握した上で摂取する事で、薄毛にとっても良い作用が期待できます。
とは言えコーヒーの飲みすぎは、亜鉛の吸収を抑制したり、寝つきが悪くなるなど薄毛を進行させる原因にもなります。
適度な量でコーヒーライフを楽しみましょう。
本コンテンツのおさらい
1. コーヒーは朝~昼間に飲む
2. コーヒーは1日4杯まで
3. コーヒーは寝る4~5時間前から飲まない
4. 空腹時は避ける
既に髪の毛の悩みがある人は当HPよりご相談下さいませ。