育毛はシャンプー選びより【髪の洗い方】を意識しよう
最終更新日:2022.08.25
髪の毛のボリューム感が以前より減ったりして、検討するのが育毛シャンプーではないでしょうか?
確かに良い育毛シャンプーを選ぶということはもちろん大切です。
ただ、それ以上に毎日行うこととして重要なことがあります。それが「すすぎ」です。
シャンプーは「すすぎ」で始まり、「すすぎ」で終わります。どんな育毛シャンプーを使っていても共通する動作です。今回は髪の洗い方にフォーカスして正しい洗髪方法をご紹介していきます。
今回は1部のみお伝えしますが、シャンプー選びについてです。
洗浄成分よりも、低刺激なシャンプーを意識していきましょう。
1.育毛はシャンプー前の髪を洗い流す【すすぎ】から始まる
どんな育毛シャンプーを選んだとしても、すすぎから洗髪とは始まります。
このすすぎが不十分だと、シャンプーが効果を発揮できず、清潔な頭皮を維持することは難しいでしょう。
いくら高くて良い育毛シャンプーを使ったところで、髪の洗い方が正しくないと効果を発揮することができません。
もし、今の段階で十分にすすぎが出来ていない状態は、髪や頭皮を清潔するための育毛シャンプーが、雑菌を増やす原因になっている場合もあります。
※すすぎが不十分だと抜け毛の原因にも
頭皮トラブル(抜け毛や痒み)で原因の多くは、「育毛シャンプーのすすぎ残し」と言われています。育毛シャンプー終わりのすすぎが十分でないと、育毛シャンプー剤やトリートメント剤が頭皮や毛穴に残っ他まんまになってしまいます。
その結果、シャンプーに含まれる洗浄成分(合成界面活性剤)や保存により頭皮が炎症を起こしたり、ニキビなどの吹き出物が出来やすくなってしまう原因になります。
不十分なすすぎ不足は、頭皮の常在菌を増加させ、脂漏性脱毛症の原因にもなります。
すすぎが不十分なとき起こりうる頭皮トラブルのメカニズム
• 育毛シャンプー剤の残り↓
• 頭皮の詰まり(老廃物)へ↓
• 老廃物をエサに雑菌が増殖↓
• 痒みや炎症へ↓
• 悪化すると脂漏性脱毛症の原因に
2.洗髪するとき抑えるべきポイント3選
育毛効果を高めるための正しい洗い方を紹介するために、大前提として抑えるべきポイントが3つあります。
• その①:洗髪する前のブラッシング
• その②:シャワーの温度はぬるま湯程度
• その③:すすぎは十分すぎるほどに時間をかけて行う
その①洗髪をする前のブラッシング
多くの人が行わずにそのままお風呂に入って髪を洗い始める人が多いのではないでしょうか?実は以前の自もブラッシングを行っていませんでした。
お風呂に入る前さブラッシングは、3つの効果が期待できます。
• 髪のほつれがとれる
• 頭皮の皮脂汚れを浮き上がらせる
• 髪や頭皮についたほこりや塵を落とす
❌使用するブラシは、硬いブラシ(コーム等)はNGです。夜に行うブラッシングは頭皮の皮脂により滑りずらくなっているため、髪や頭皮にダメージをあたえる恐れがあります。
頭皮や育毛のことを考え、【動物性の毛を使ったブラシ】、または【クッション材がついている柔らかいブラシ】を使用しましょう。
(毎日ワックスを付けているひとはどうしたら良いの?)
※ ワックスがついている時は指で軽くとかそう
「仕事柄、ワックスが不可欠」 といった男性は少なくありません。
その時は、ブラッシングをせずに手で軽くとかしてあげる程度にすることをお勧めします。軽く頭皮をマッサージしながら行ってあげると良いですよ。
『ジェルなど固めている場合は、無理に行こなってしまうと抜け毛の原因になるため、軽くぬるま湯で流した後に、指でとかしてあげて下さいね。』
その②シャワーの温度はぬるま湯程度
髪を洗い流すシャワーの温度も頭皮や育毛のことを考えると非常に重要です。頭皮に最も良い、適切な温度とされているのが、36~38℃が理想。
40℃以上だと、皮脂や汚れを取り過ぎてしまい頭皮の乾燥を引き起こしてしまいます。
※ぬるいかなと感じる温度が髪を洗うときの最適の温度ですよ。
その③すすぎは十分すぎるほどに時間をかけて行う
前述した通り、頭皮を清潔に保ち育毛効果を出す為には、『すすぎ』が肝となります。
時間としましては、全頭で3〜5分程度の時間をかけてしっかりと泡を全て洗い流してあげましょう。
シャワーを使って洗い流す場合は、同じ部位から当てるだけでなく、前頭部、後頭部、側頭部、つむじなど洗い流したい部位ごとにしっかりと当てて洗い流してあげましょう。
シャワーヘッドの角度や当てる場所を変えてあげることで、洗いにむらがなく頭皮をキレイに保つことが出来ます。
※髪の毛を洗う際は、桶にお湯を入れて洗うのではなく、シャワーを使って洗うことをおススメします。
桶を使用する際は、桶からお湯をかけるのではなく、桶の中にあるお湯に頭を付けるようにしていきましょう。
3. 育毛や頭皮環境を考えた髪の洗い方とは?
頭皮環境を保つ上でも、育毛剤の効果を発揮するためにも、正しい髪の洗い方をマスターしましょう。
【薄毛の治療の専門家がおススメする髪の洗い方】
1. お風呂に入る前にクッション材がついたブラシで髪をとかす
2. 湯舟で5分以上浸かり、毛穴を開く
3. 36~38℃程度のお湯で、すすぎを行う
4. 育毛シャンプー剤を取ったら、手の平で軽く泡立てる(モコモコの泡まで泡立てなくて良い)
5. 育毛シャンプーを全体に馴染ませて洗う(予洗い)
6. 育毛シャンプーを軽くすすぐ
7. 2回目の育毛シャンプーを行う(頭皮の洗髪)洗う時は、指の腹を浸かり、軽く毛穴をもみ洗いするイメージ
8. 泡が付いた状態で2~3分間放置(頭皮が脂っぽい人向け)
9. 全頭3分ほどかけて、髪と頭皮に泡の洗い残しがないようにすすぎを行う
洗い方にも、小さなポイントがあるのです。
正しい洗い方を継続させる事で、頭皮は毛穴がきれいな状態を保てることが出来、育毛効果を最大に発揮できる頭皮の状態を維持できます。
頭皮の脂や痒みがどうしても治らない人は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。脂漏性皮膚炎の時は、その頭皮状態にあった対策を行う必要があります。
4. 【補足】育毛シャンプー選びをするときは低刺激を
これまでは洗い方について着目していきながらお話をしてきましたが、育毛シャンプー選びにも忘れてはいけない要素はあります。
洗浄力が強い育毛シャンプーを毎日使うと、正しい洗い方でも【洗いすぎ】といった状態になりかねません。お湯で7割近い汚れが落ちる為、育毛シャンプーは落ちきれなかった皮脂を落としてくれる役割があれば十分です。
シャンプーの種類は大きく3つに分かれます。
• その①:高級アルコール系シャンプー
• その②:石鹸系シャンプー
• その③:アミノ酸系シャンプー
低い刺激で頭皮に優しいと言われる育毛シャンプーは【アミノ酸系シャンプー】一択となります。見分け方は裏の成分表をしっかり確認することです。
簡単な見分け方をご説明すると、成分に【ココイル○○】【コカミド○○】が成分表の上の方に記載されている育毛シャンプーがアミノ酸系シャンプーの中でもおススメしています。
5. 育毛だけでなく、早く薄毛を治したい人は専門家へ
今回は、育毛におけるシャンプーと洗髪方法についてお伝えしていきましたが、これらの育毛効果は「将来の予防をしたい」「頭皮環境を改善したい」人には特におススメです。
既に抜け毛や薄毛の悩みがある場合、育毛シャンプー選びや洗い方を意識しただけでは、なかなか改善が難しいところがあります。なぜなら、進行した薄毛や抜け毛の進行には、それに最適な対策を考えてしなければ進行は止まらないからです。
とはいえ、現在のAGA(男性の薄毛)や女性の抜け毛の悩みはお薬を飲んで解決するやり方が主流となっています。そのため、薬の副作用が怖くて中々踏み出せない人も少なくありません。
実は、薄毛は内服薬を使用しなくても改善できるケースも多く存在します。当店では、内服薬を極力使わずに薄毛治療に成功した人が数多くいらっしゃいます。
頭皮・薄毛・抜け毛の悩みは一人で抱え込まずに専門家に相談するのも一つの手ですよ。