AGAの基礎知識 -症状やメカニズム-
最終更新日:2025.04.22
髪の悩みの中でも、特に多くの方が気にされているのが「AGA(男性型脱毛症)」です。名前は耳にしたことがあっても、なぜ進行するのか、どのような仕組みなのかは意外と知られていません。今回は、5年以上にわたって300名以上の方の発毛サポートを行ってきた発毛技師の視点から、AGAの基礎知識について分かりやすくご説明いたします。
AGAとはどんな脱毛なのか?
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、主に成人以降の男性に多く見られる進行性の薄毛のことを指します。特徴的なのは、額の生え際や頭頂部から少しずつ髪が細くなり、密度が減っていく点です。初期段階では「最近、髪のハリが減った気がする」といった程度の変化ですが、ゆっくりと進行していきます。
AGAは加齢だけが原因ではなく、特定のホルモンの影響が関係しています。この影響により、髪がしっかりと育ちにくい環境へと変わってしまいます。
脱毛が進むメカニズムとは?
AGAに深く関わっているのが「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質です。これは男性ホルモンの一種で、体内で別の酵素と結びつくことで生成されます。
DHTが毛根に影響を与えると、髪の成長周期が短くなってしまいます。通常は数年かけてしっかり成長するはずの髪が、数ヶ月程度で抜けてしまうようになり、結果として髪が細く短く、地肌が透けて見えやすくなってしまいます。
また、整骨や鍼灸の視点から見ると、血流の悪さや筋肉の緊張も影響を与えていると考えられます。特に、頭皮や首周りの筋肉がかたくなることで、髪に必要な栄養が十分に届きにくくなる傾向があります。
どんな人がAGAに影響を受けやすいのか?
遺伝的な影響を受ける方が多いですが、それ以外にもいくつかの生活習慣が髪の環境に負担をかけてしまうことがあります。
睡眠が不規則になっている
ストレスを強く感じる生活が続いている
食生活が偏っていて、タンパク質やミネラルが不足している
頭皮が脂っぽく、ベタつきが気になる状態が続いている
これらが重なると、髪にとって最適な環境が整いにくくなり、抜け毛の進行が加速してしまう可能性があります。
AGAと向き合うためにできること
大切なのは、できる範囲で生活習慣や頭皮環境を整えることです。たとえば、首・肩周りのストレッチを取り入れて血のめぐりを促したり、毎日シャンプー前に1~2分間の頭皮マッサージを行うだけでも、髪にとって嬉しい変化が出やすくなります。
また、鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店では、頭皮の状態を確認しながらその方に合ったサポートをご提案しております。「自分では気づかなかったポイントに気付けた」というお声も多くいただいています。
まとめ
AGAは進行性であるため、放っておくと髪のボリュームが少しずつ減っていく傾向があります。ただし、きちんと理解し、自分に合った方法でケアを続けていくことで、前向きな変化につながる可能性があります。
今回ご紹介した内容が、ご自身の髪と向き合うきっかけになれば幸いです。もし気になる点がございましたら、鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店までお気軽にご相談ください。髪のお悩みに真摯に向き合うことで、これからの毎日がより自信に満ちたものになることを願っております。