この病気には要注意。抜け毛が進行しやすい病気の一覧
最終更新日:2024.06.11
抜け毛の原因は様々な要素が絡み合っていますが、特に特定の病気が関係している場合があります。ここでは、抜け毛が進行しやすい病気について詳しく解説します。これらの病気に注意することで、健康な髪を保つための第一歩となるでしょう。
甲状腺機能障害
甲状腺はホルモンの分泌を司る重要な器官で、体全体の代謝に大きな影響を与えます。甲状腺機能が低下すると(甲状腺機能低下症)、新陳代謝が遅くなり、髪の成長が妨げられることがあります。また、甲状腺機能が過剰になる(甲状腺機能亢進症)場合も、ホルモンバランスの乱れから抜け毛が増えることがあります。
自己免疫疾患
自己免疫疾患は、体の免疫システムが自分の組織を攻撃する病気です。代表的なものに、全身性エリテマトーデス(SLE)やリウマチがあります。これらの疾患は毛根を攻撃し、抜け毛を引き起こすことがあります。自己免疫疾患による脱毛は、円形脱毛症のように部分的に現れることが多いです。
貧血
鉄分が不足すると、体内の酸素運搬能力が低下し、全身の組織に十分な酸素が供給されなくなります。特に、女性に多い鉄欠乏性貧血は、毛根に必要な栄養素が届かず、抜け毛を引き起こす原因となります。バランスの取れた食事を心がけ、鉄分をしっかり摂取することが重要です。
糖尿病
糖尿病は血糖値の管理がうまくいかないことで引き起こされる病気です。高血糖状態が続くと、血管が損傷し、毛根に十分な血液が供給されなくなります。また、糖尿病はストレスや感染症のリスクも高め、これらが二次的に抜け毛を進行させることがあります。
肝疾患
肝臓は栄養素の代謝や解毒を行う重要な器官です。肝臓の機能が低下すると、体全体の栄養バランスが崩れ、髪の健康にも悪影響を及ぼします。アルコールの過剰摂取や肝炎ウイルス感染などが原因で肝疾患を引き起こし、それが抜け毛の原因となることがあります。
精神的ストレス
慢性的な精神的ストレスは、自律神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌に影響を与えます。ストレスが原因で抜け毛が増えることがあり、特にFAGA(女性男性型脱毛症)を悪化させることが知られています。ストレス管理を行うことで、抜け毛の進行を防ぐことができます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、特に女性に多い抜け毛の原因です。更年期や出産後など、女性ホルモンの変動が大きい時期に抜け毛が増えることがあります。また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)もホルモンバランスの乱れによる抜け毛を引き起こすことがあります。
栄養不足
ダイエットや偏った食事は、必要な栄養素が不足する原因となり、髪の健康にも悪影響を及ぼします。特に、ビタミンやミネラル、たんぱく質の不足は抜け毛を促進させることがあります。バランスの取れた食事を心がけることが、健康な髪を保つために重要です。
まとめ
抜け毛の進行には多くの病気が関わっており、それぞれが異なるメカニズムで髪に影響を与えます。病気による抜け毛を防ぐためには、定期的な健康チェックやバランスの取れた食事、ストレス管理が欠かせません。もし抜け毛が気になる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。特に、「熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん店・光の森店」では、個々の状態に合わせた適切なアドバイスを行っており、健康な髪を取り戻すためのサポートをしています。