50代以降の薄毛の原因と対策
最終更新日:2025.09.05
50代を過ぎると、髪のボリュームダウンや抜け毛の増加を実感する方がぐっと増えてきます。これまで気にならなかった薄毛が一気に目立つようになるのも、この年代の特徴です。プロの発毛技師として500人以上の髪に向き合ってきた経験から、50代以降に多い薄毛の原因と対策を分かりやすく解説します。
50代以降の薄毛の主な原因
1. ホルモン分泌の低下
男性では男性ホルモンの影響でAGAが進行しやすく、女性では更年期を境に女性ホルモンが減少することでFAGAが加速します。ホルモンの働きが弱まると、毛根が髪を太く成長させる力が低下します。
2. 毛根の活力低下
年齢とともに毛母細胞の働きが弱まり、新しい髪を作り出すスピードが落ちます。その結果、抜け毛は増えるのに生えてくる毛が細く短い状態になり、全体のボリュームが失われていきます。
3. 血流の衰え
加齢に伴って血管が硬くなったり、生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂血症など)の影響で頭皮の血流が滞りやすくなります。髪に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、毛根が栄養不足に陥ることも少なくありません。
4. 薬の副作用や生活習慣
50代以降は持病の薬を服用している方も多く、それが髪の成長に影響する場合もあります。さらに、長年の生活習慣(睡眠不足・食事の偏り・喫煙など)が積み重なり、頭皮環境を悪化させます。
50代以降の薄毛対策
1. 血流改善を意識した生活
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動、湯船に浸かる入浴習慣は頭皮の血流改善につながります。血の巡りが良くなることで毛根に栄養が届きやすくなり、髪の成長を助けます。
2. 髪に必要な栄養素を摂取
髪の主成分であるタンパク質(大豆・魚・卵など)、毛根の働きをサポートする亜鉛、血流を促すビタミンE、カルシウムや鉄分も意識的に摂ると良いです。50代以降は食欲や消化力が落ちやすいため、バランスの取れた食事がより重要になります。
3. 頭皮環境を整える
乾燥やフケ、皮脂の過剰分泌は毛根の働きを弱めます。低刺激のシャンプーで余分な皮脂を取り除き、頭皮マッサージを習慣化することで柔らかい頭皮を保ちましょう。
4. 専門的な発毛ケアを取り入れる
セルフケアだけでは限界を感じやすいのも50代以降の特徴です。残っている毛根を活かすためには、発毛サロンでの専門ケアや生活習慣のアドバイスを受けるのも効果的です。
まとめ:50代からの髪は「守る」意識が大切
50代以降の薄毛は、加齢による毛根の衰えやホルモン分泌の低下が大きな要因です。しかし、血流改善や栄養管理、頭皮環境の見直し、そして専門ケアを組み合わせることで、髪を守り続けることは十分可能です。
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