髪を結ぶ人は危険?女性に多い脱毛症

最終更新日:2025.05.01

日々のヘアスタイルで髪を結ぶ習慣がある女性はとても多いです。仕事中のまとめ髪や、育児中に便利なポニーテールなど、髪を束ねることが当たり前になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、こうした髪型が毎日のように続くことで、頭皮や毛根に影響が出ることも少なくありません。

今回は、髪を結ぶことで起こりやすい脱毛症について、どんなリスクがあるのか、またその予防方法について、発毛の現場で300名以上のサポートをしてきた立場から分かりやすくお話しします。

引っ張る刺激が毛根に与える負担
髪を毎日同じように引っ張って結ぶと、頭皮には常に一定方向からの力がかかります。このような状態が長く続くと、頭皮の皮膚や毛根の組織に徐々に負担が加わってしまいます。

特に影響を受けやすいのは、前髪の生え際やこめかみ、分け目周辺など、引っ張られやすい部位です。こうした場所は、髪の密度が減ったように感じることが多く、いつの間にかボリュームが目立たなくなってしまうこともあるのです。

このようなタイプの脱毛症は、「牽引性脱毛症」とも呼ばれ、日常的なスタイルの積み重ねで発生する可能性が高いと言われています。

髪を結ぶ頻度とスタイルを見直すことが大切
脱毛を防ぐためには、まず髪を結ぶ頻度やスタイルを意識することが大切です。毎日同じ位置で結ぶのではなく、日によって少し場所をずらしてみる、あるいは下の方で緩くまとめるなど、頭皮への負担を軽減する工夫がポイントになります。

また、結ぶ際のゴムの選び方にも注意が必要です。細くて強く締め付けるタイプのゴムは、毛髪を折ったり引っ張ったりする原因になりやすいため、柔らかい布製のシュシュなどを使うと安心です。

髪と頭皮のケアを習慣にする
日々の生活の中で、髪や頭皮のケアを意識的に取り入れることもおすすめです。シャンプー時に頭皮をやさしくマッサージするように洗ったり、ドライヤーの際に指の腹で血流を促すように乾かしたりすることで、頭皮のコンディションが整いやすくなります。

発毛の視点から見ても、毛根の働きを支えるためには、血行や栄養の巡りがとても大切です。実際に、整骨や鍼灸の分野でも、頭部の筋肉の硬さと髪の状態との関連性を感じることが多く、日々の姿勢や身体の使い方も髪に影響することが分かっています。

少しでも気になるときは専門機関へ相談を
もし髪の分け目が目立ってきた、前髪が薄く感じるようになったなどの違和感を覚えた場合は、専門的な視点で頭皮の状態を確認することが大切です。

鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店では、専用の機器を使って頭皮の状態を丁寧にチェックし、一人ひとりに合わせたケアの提案を行っています。髪を生やすためには、まず土台となる頭皮の環境を整えることが重要です。

「最近、髪を結ぶと引っ張られて痛い」「前髪がセットしづらくなってきた」と感じたら、早めの対策が安心につながります。日々のヘアスタイルと上手につき合いながら、無理のない方法で髪の健康を守っていきましょう。

髪を結ぶ習慣が当たり前になっている方こそ、少し立ち止まって自分の髪と向き合ってみる時間を作ってみてください。毎日の積み重ねが、未来の髪のボリュームに大きく関わってきます。気になることがあれば、いつでも鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店にご相談ください。