更年期に白髪と薄毛が増えるのはなぜ?ホルモンとFAGAの関係
最終更新日:2025.08.21
「40代後半から急に白髪が増えた」「髪のボリュームがなくなってきた」――こうした悩みは更年期に差しかかった女性に多く見られます。実はこれは自然な老化現象だけでなく、ホルモンの変化によって引き起こされるFAGA(女性型脱毛症)とも深い関係があります。ここでは、更年期に起こる髪の変化の仕組みをわかりやすく解説します。
1. 更年期と女性ホルモンの減少
更年期とは、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が大きく減少する時期です。エストロゲンは髪の成長をサポートし、毛根の働きを守る役割を持っています。そのため分泌が減ると、髪の毛周期が乱れて抜け毛が増えやすくなります。
さらに、エストロゲンには「黒髪を維持するメラノサイトを守る」働きもあるため、減少によって白髪が増える要因にもつながります。
2. FAGA(女性型脱毛症)との関係
男性に多いAGAと同じように、女性でもホルモンの影響で薄毛が進行することがあります。これがFAGAです。
- 髪全体が少しずつ細くなる
- 分け目が広がって見える
- 全体のボリュームが減ってきた
といった変化が特徴で、「抜け毛が一気に増える」というよりは、徐々に髪が弱っていくのがポイントです。
更年期はFAGAの発症リスクが高まる時期であり、白髪と薄毛が同時に進む方も多く見られます。
3. 更年期に髪が変化する主な理由
① ホルモンバランスの乱れ
エストロゲンの減少と同時に、相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、髪が細くなっていきます。
② 血流の低下
加齢とともに頭皮の血流が悪くなり、毛根に十分な栄養が届かなくなります。これも髪の成長を妨げる原因のひとつです。
③ 生活習慣やストレス
更年期は心身の変化が重なりやすく、睡眠不足や食欲の乱れが髪に影響を及ぼすこともあります。
4. 髪のためにできる対策
栄養バランスを整える
髪に必要なのはタンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンB群など。食生活の乱れがある方は意識して摂るようにしましょう。
血流を促す習慣
軽い運動や頭皮マッサージは、毛根への栄養供給を助けます。毎日の生活に取り入れることで髪の状態を整えやすくなります。
ストレスケア
ホルモン変化による気分の浮き沈みも、髪の状態に影響します。リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。
まとめ:白髪と薄毛は更年期のサイン
更年期に白髪や薄毛が増えるのは「ホルモンバランスの変化」と深く関わっています。特にFAGAは、早めに気づくことで進行を抑えやすい特徴があります。
鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店店では、女性のための頭皮チェックや生活習慣のアドバイスを行い、更年期特有の髪の悩みに寄り添ったサポートをしています。「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、まずは自分の髪の状態を知ることから始めてみませんか。