抜け毛の種類ごとの違い

最終更新日:2025.05.08

日々の生活の中で、髪が抜けたことに気づいた時、「これは大丈夫なのか」と不安になる方が少なくありません。実際に、抜け毛にはいくつかの種類があり、その原因や特徴によって対応の仕方も変わってきます。今回は、これまでに300人以上の発毛サポートを行ってきた発毛技師として、代表的な抜け毛の種類と、それぞれの見分け方について分かりやすくご紹介いたします。

正常な抜け毛と異常な抜け毛の違い
まず、誰にでも起こる「自然な抜け毛」と、それ以外の「何らかのサインを含んだ抜け毛」があることを理解しておくことが大切です。髪の毛は一定の周期で生え変わる仕組みが備わっており、1日に50~100本程度の抜け毛はごく自然な範囲とされています。

ところが、短期間にまとまって抜けてしまったり、髪の太さや毛根の状態に異変を感じた場合には、注意が必要です。見た目や触れた感触からも判断できることがありますので、日頃から髪の変化に目を向けてみてください。

AGA(男性型脱毛)の抜け毛
男性に多く見られる抜け毛のひとつが、AGAに関連するものです。前頭部の生え際や頭頂部から徐々にボリュームが失われていく傾向があり、髪が細くなったり短くなったりする特徴があります。毛根を見てみると、細く小さな形をしている場合が多く、ヘアサイクルが短くなっていることがうかがえます。

鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店に来られるお客様の中にも、「以前より前髪が軽く感じる」と相談される方がいらっしゃいます。このような変化が見られた際には、生活習慣や頭皮環境を見直すことが大切です。

円形脱毛の抜け毛
ある日突然、コインのような円形に髪が抜けていることに気づくこともあります。これが、いわゆる円形脱毛です。原因はひとつではなく、精神的なプレッシャーや免疫バランスの乱れなどが影響することもあります。

このタイプの抜け毛は、抜けた部分が完全につるんとした質感になり、周囲の髪とのコントラストがはっきりしています。本人も気づきにくいことがあり、他人に指摘されて初めて知るケースも少なくありません。できるだけストレスの負担を軽減し、頭皮にやさしい環境を整えていくことが必要です。

びまん性脱毛の抜け毛
女性に多く見られる抜け毛のひとつが、びまん性脱毛と呼ばれるものです。頭部全体の髪が均等に薄くなっていくため、「最近ボリュームが減った気がする」と感じることが多くなります。特定の部位ではなく、全体的に密度が減って見えるのが特徴です。

抜けた髪は一見普通に見えることもあり、見分けがつきにくい場合もあります。ただ、以前より髪が細くなっていたり、ヘアセットがしにくく感じたりと、日常の中で違和感を覚えるようになった場合には注意が必要です。食生活や睡眠など、身体全体のバランスを整えることがサポートになります。

牽引性の抜け毛
髪を強く引っ張る習慣や、いつも同じ髪型をしていることが影響して抜けてしまうのが牽引性の抜け毛です。ポニーテールやエクステ、ヘアアクセサリーによって地肌が強く引っ張られていると、毛根に負担がかかってしまいます。

このタイプの抜け毛は、生え際や分け目など、特定の部分に集中しやすい特徴があります。髪型を変えたり、負担の少ないスタイリングに切り替えることで、頭皮への負担を和らげることができます。

抜け毛にはさまざまな種類があり、その背景や対策も異なります。自分にとってどのタイプに近いのかを把握しておくことで、正しいケアを選びやすくなります。少しでも気になる変化があれば、早めに専門の視点でアドバイスを受けることがおすすめです。

鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店では、頭皮の状態や生活スタイルに合わせたご提案を行っております。髪の悩みは一人で抱え込まず、一緒に整えていくことで、未来の髪がぐんと育ちやすくなります。