市販の育毛剤でも効果はあるの?

最終更新日:2025.04.08

薄毛や抜け毛が気になってきたとき、多くの方がまず手に取るのが「市販の育毛剤」ではないでしょうか。ドラッグストアや通販で手軽に購入できる反面、本当に意味があるのかと疑問を感じる方も少なくありません。

私自身、柔道整復師として10年以上、15,000人以上の身体に向き合い、さまざまな身体の不調や筋肉・血流の状態を見てきましたが、髪や頭皮の健康もまた「全身のめぐり」と深く関係していると日々感じています。

そこで今回は、市販の育毛剤の役割と使い方、さらに注意したいポイントを分かりやすく解説していきます。

市販の育毛剤に期待できることとは?
市販の育毛剤は「今すぐ髪を増やしたい」と思う方にとって、非常に身近な存在です。ですが、髪の状態に劇的な変化をもたらすようなアイテムではありません。

育毛剤の基本的な役割は、頭皮の環境を整えて、髪が生えやすい状態をサポートすることです。たとえば、血行を助ける成分や、皮脂の分泌をコントロールするもの、保湿効果を持つ植物由来成分などが含まれていることが多く見られます。

頭皮が乾燥していたり、逆に皮脂でべたついている状態では、毛根の周囲の環境が乱れてしまいます。そうした頭皮バランスを整えることで、結果として髪にとってプラスに働くような方向へ導いていくのが育毛剤の目的です。

育毛剤の効果を実感するには「使い方」が重要
市販の育毛剤を使う際にとても大切なのが、正しい使い方です。とくに多く見受けられるのは、「気になる部分にとりあえず吹きかけるだけ」というケースです。このような使い方では、せっかくの成分が頭皮に届かず、十分な働きを果たせない可能性が高くなります。

効果的に使うためには、まず頭皮をしっかり清潔に保つことが大前提です。シャンプーで汚れや余分な皮脂を落としたあと、タオルで水分をふき取ってから育毛剤を使用するようにすると、成分が浸透しやすくなります。

また、育毛剤を塗布したあとは、軽く頭皮をマッサージするのがおすすめです。これは、柔道整復の観点から見てもとても有効な方法です。筋肉のこわばりを緩め、血流の流れをサポートすることで、頭皮全体がやわらかくなり、めぐりが良くなっていきます。

市販の育毛剤が合わないケースもある
どんなに評価が高い育毛剤でも、すべての人にぴったり合うとは限りません。肌質や体質、生活習慣、そしてストレスなどによって頭皮の状態は常に変化しています。

たとえば、頭皮が赤みを帯びていたり、かゆみを感じている場合には、市販の育毛剤の刺激が強く感じられることもあります。そうしたときは使用を控えるか、専門の施設に相談されることをおすすめします。

鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店では、こうした頭皮の状態を専用の機器で確認したうえで、その方に合ったケア方法を提案しています。身体全体のコンディションも含めてアドバイスが行われるため、安心して取り組むことができます。

市販の育毛剤とあわせて意識したい生活習慣
育毛剤を活かすには、日々の生活習慣の見直しも大切です。特に、血流が滞りがちな方は、頭皮への栄養の届き方が弱くなりやすいため、肩や首周りの筋肉をやさしく動かしてあげることがポイントです。

また、睡眠の質や食事内容も、髪の成長を支える大きな柱となります。夜ふかしを控えたり、ビタミン・ミネラルを意識した食事を心がけるなど、身体全体を整える取り組みも並行して進めると、頭皮の状態もゆっくりと整っていきます。

まとめ
市販の育毛剤は、髪や頭皮のケアを始めるうえでの心強い味方です。ただし、その効果を引き出すには「使い方」や「ご自身の頭皮の状態を知ること」がとても重要なポイントとなります。

また、全身の血流や筋肉の状態が整っていることも、髪の育ちには深く関わってきます。育毛剤に頼るだけではなく、身体と生活のバランスも意識してみてください。

髪の不安を感じたときには、鹿児島スーパースカルプ発毛センター鹿児島中央店のように、専門的な視点で寄り添ってくれる場所にご相談いただくことで、より安心して一歩を踏み出せるのではないでしょうか。